出会い系サイトを巡るうそのメールを送りつけ、電子マネーを買わせてID番号をだまし取ったなどとして、合わせて12人が逮捕され、警視庁は、だまし取った番号で購入したギフト券を現金に換えていたとみて捜査しています。調べに対しこのうち2人は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、いずれも自称・会社役員の、福岡哲直容疑者(37)と石塚聖二容疑者(32)ら合わせて12人です。
警視庁の調べによりますと、福岡容疑者らは、5日、福岡県内の20歳の女性に「出会い系サイトの男性会員が2000万円を支援する。
男性との情報交換に必要だ」などとうそのメールを送って3000円分の電子マネーを買わせ、そのID番号をだまし取ったなどとして詐欺の疑いが持たれています。
警視庁は5日、グループが拠点にしていた東京・墨田区の雑居ビルの1室を摘発し、逮捕しました。警視庁は、グループが2年ほど前から詐欺を繰り返し、だまし取ったID番号で購入したギフト券を現金に換えていたとみて調べています。
警視庁によりますと、調べに対し、福岡容疑者と石塚容疑者は「全く身に覚えがない」などと容疑を否認しているということです。