新潟大学災害復興科学研究所は26日、能登半島地震を受けて発生した新潟市西区の液状化被害などについて調査結果を発表しました。
新潟市西区の液状化被害などについて調査していた新潟大学災害・復興科学研究所の卜部厚志教授が26日、調査報告書を発表しました。
今回の能登半島地震で液状化被害の出た地域は60年前の新潟地震でも液状化が発生していて、都市部で広範囲に再液状化したのは世界でも例がないと言います。
【新潟大学災害・復興科学研究所 卜部 厚志教授】
「(液状化被害で)3回目を起こさせないというためには地盤を改良しなきゃということだが個人ではなかなか出来ないことになる可能性が高いので対策を考える必要がある」
卜部教授は再発防止策として地下水位を下げる工法や砂の粒子を薬品などで固めて液状化させない工法が有効であるとの見方も示しました。