北朝鮮に拉致された疑いのある特定失踪者・中村三奈子さんの同級生が集まり、行方不明になった当時の情報を洗い出す会合が27日、初めて開かれました。
【中村三奈子さんの同級生・井口明彦さん】
「(1998年)3月、4月の話があったが、このあたりで『気になってる』とか『確認したい』とかあれば、挙げていきたい」
長岡市の中村三奈子さんは長岡高校卒業後の1998年4月、新潟空港から韓国の金浦空港に向かった記録を最後に足取りが途絶え、特定失踪者となっています。
中村さんの高校の同級生・井口明彦さんと長岡市は、行方不明になった当時の情報を洗い出そうと、同級生が集まる会を企画しました。
27日に参加した同級生は、井口さんの他は1人でしたが、中村さんの硬式テニス部の仲間などに今後、話を聞くことなどを確認しました。
【中村三奈子さんの母・クニさん】
「同級生でなければわからないことがきっと見えてくると思う」
【中村三奈子さんの同級生・井口明彦さん】
「『今だから言える』とか、そういう人もいるかも知れない。三奈子さんの当時の人脈がよくわかったので、当たれるところをどんどん当たって、少しでも手がかりが見つかればいい」
中村さんが行方不明になって26年近くが経ちますが、同級生が集まり当時を振り返るのは初めてです。
井口さんなどは3月24日にもこの会を開く予定です。