おにぎりが固くなるのはなぜ? ふっくら握るコツに「意識します」「逆効果だったのか」

おにぎりは日本のソウルフードです。ご飯を握るだけで簡単に作ることができますが、いざ作ってみると「イマイチおいしくない」ということもあるかもしれません。ふっくらとしたおにぎりを作るにはどうしたらいいのでしょうか。
おにぎりを作ってみるとベタベタになったり固くなったりして、ふっくらと握るのは意外と難しいものです。
おにぎりをふっくらと作るコツは、炊きたての熱い状態で握ること。しかし、あまりに熱いと手で握ることができませんよね。
熱々のごはんでふっくらとしたおにぎりを作る方法を紹介しているのは、ヤマサ醤油株式会社のレシピサイトです。
STEP 1
茶碗、ラップ、塩、水を用意します。水1カップに塩小さじ1強を加えて溶かし、手水として使います。
STEP 2
茶碗にラップの端が5cmくらい余るように敷きます。そこに炊きたてのごはんをふんわりと入れ、中心に少しくぼみを作り、お好みの具材をのせ、その上にごはんをひとすくいのせます。
STEP 3
ラップを巾着のように持ち上げ、自然に丸くなったごはんをふんわりと2回程にぎります。
STEP 4
手に手水をつけ、ラップから外したごはんを、ギュッと力を入れないように形をととのえながらにぎって出来上がりです。
ヤマサ醤油 ーより引用
重要なポイントは「ラップを使う」と「強く握らない」ということ。ラップを使うことで、手はあまり熱さを感じず、ご飯が扱いやすくなります。そのため、強く握らなくても自然と形がきれいに整うのです。
おにぎりをふっくらと握るコツを紹介しましたが、おにぎりが固くなってしまう理由も知っておきましょう。
炊飯器で長時間保温しておいたご飯や冷蔵庫に入れておいた前日のご飯は、水分が抜けてパサパサになっています。この状態でおにぎりを作ると固くなってしまいます。
おにぎりを作る時に、崩れないように強く握りたくなりますが、力を込めて握るとカチカチになってしまいます。お米1粒1粒をつぶさず、おにぎりの中に適度な空気の層を作ることで、ふっくらとしたおにぎりになります。
おにぎりを冷蔵庫で保存したり保冷剤で冷やしたりすると、お米に含まれるでんぷん質が固まってしまいます。おにぎりの保存は基本的に常温がおすすめです。
簡単そうで意外と奥が深いおにぎり。おいしく仕上げるコツは、ご飯が熱いうちにラップを使って力を入れずに握ることです。固くなってしまう理由も頭に入れておけば、失敗することなく絶品おにぎりが作れるでしょう。
[文・構成/grape編集部]

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