沖縄県の恩納村商工会と村は12日、村で捕れた島ダコを使った料理コンテストをうんな中学校で開催した。村内11カ所のリゾートホテルの料理人が多彩な創作料理を出品。同校2年生約70人と長浜善巳村長らが試食審査を行い、最優秀賞にハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄の「贅沢(ぜいたく)和牛タコ?ライス」を選んだ。
コンテストは、地元食材の魅力発信と食育を目的に同村商工会が毎年実施し、今回で3回目。最優秀賞を受賞した料理は、沖縄の定番タコライスに島ダコを加えた一品。和牛ひき肉のミートソースと揚げたタコが絶妙に絡み合い、新たな食感と味わいを生み出していると評価された。
発案したハイアットリージェンシー瀬良垣の吉田稔副料理長は「下ごしらえで念入りに臭みを取り除き、柔らかく仕上げた。県民の皆さんに、新しい沖縄の味として受け入れてほしい」と期待を寄せた。
審査に参加した同校2年の幸地克樹さんは「おでん風味に仕上げた品が良かった。温かいだしがおいしかった」と笑顔。知花心澄さんは「どれもおいしかったけど、私が一番好きだったのはタコとポテトのガリシア風でした」と話した。(北部報道部・下地広也)地元の中学生らが最優秀賞に選んだ「贅沢和牛タコ?ライス」、ど…の画像はこちら >>
恩納村内のホテルのシェフが作った創作料理を試食審査するうんな中学校の2年生たち=12日、同校