沖縄県宮古島市は14日、教育委員会が保管していた廃棄前のパソコンの記憶装置SSDが5個なくなり、うち1個は児童生徒の個人情報20~40人分が復元可能な状態だったと発表した。漏えい事案として国や県に報告したという。
市によると2023年に機種変更で使用済みのパソコンを回収し、約1600台を倉庫に保管していた。1月27日に廃棄業務受託者がデータ消去作業をしていて、紛失が判明した。
個人情報は児童生徒の氏名や住所、家族構成など。パソコン使用者は回収前にデータを削除していた。
市は職員に対して情報セキュリティー教育や適正な物品管理を指示するとした。久貝順一企画政策部長は「回収の際に中身をチェックし、処分までの期間を短くするなど対応しないといけない」と述べた。
(宮古支局・當山学)廃棄前パソコンの記憶装置を紛失 児童生徒20~40人分の氏名…の画像はこちら >>