名古屋・千種区のスイーツ店「パティスリー アングレーズ フィーユ」。ショーケースには、いちごをふんだんに使ったショートケーキや、濃厚な味わいのチョコケーキなどが並んでいます。名古屋の一流ホテルで修行した小田原益広さんがオーナーシェフ。クリスマスシーズンに人気を集めているというのが…(小田原益広オーナーシェフ)「冷凍で全国に発送しているので、そちらの注文もたくさんいただいています」
ひっくり返っても“大丈夫” 冷凍配送のクリスマスケーキが人気…の画像はこちら >>
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店では、店頭での販売とは別に、5年前からオンラインでもケーキを販売。全国に向けて“ケーキの冷凍配送”を行ってきました。気になる保存期間は…(小田原オーナーシェフ)「届いてしまえば、20日くらい賞味期限があるので、その間に好きなときに解凍して食べられる。メリットはすごく大きい」
希望者宅には12月10日ごろから到着しはじめ、クリスマス当日まで好きなタイミングで食べられるのがメリット。今年は150件ほどの注文があったそうです。
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(小田原オーナーシェフ)「コロナ禍で一気に伸びて、自宅にいないといけない、買いに行けないとか。そういうことがあって、すごく通販が伸びた」冷凍配送を開始した5年前は全体の売り上げの1割を切っていたのが、今年は4割ほどと言います。店にとっての大きなメリットは…(小田原オーナーシェフ)「冷凍ケーキだと、24日に作るわけではない。その前に届けるので時間が稼げる。2週間とか3週間前から準備ができるのでクリスマスシーズンの忙しいときにやらなくてもいいので、売り上げの山が二つつくれる」
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ただ、滋賀県を中心に総合スーパーなどを展開する平和堂が販売した“冷凍配送のクリスマスケーキ”を巡って、こんなことが…
限定商品として9月から予約を開始したケーキの配送が、先週金曜日から始まりましたが、商品が届いたという購入者から「ケーキがひっくり返っていた」といった報告がSNS上で相次いだのです。
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購入者によると「配送中の衝撃でひっくり返ってしまったのではないか」と言います。平和堂は今回の破損トラブルを公式ホームページで謝罪。購入者に対して商品の交換や返金対応を行うとしています。
では、名古屋の小田原オーナーシェフの店の冷凍配送のケーキは?(小田原オーナーシェフ)「カチカチに冷凍されています、ほら」ひっくり返しても、揺らしても、びくともしないクリスマスケーキ!
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できあがったケーキはマイナス40度で6時間以上凍らせ、品質を保ちつつ配送の揺れに耐えられるよう工夫。さらに「結構、企業秘密なんだよね」と言いながら明かしてくれたことは…(小田原オーナーシェフ)「箱の高さとフィルムの高さが同じなのがミソ」
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ケーキを入れる箱の高さと、ケーキの周りのフィルムをほぼ同じ高さにして、ケーキを衝撃から守るという一工夫です。店では、今年のクリスマスケーキのオンライン予約は終了していますが、小田原オーナーシェフが冷凍ケーキにも力を入れる本音としては。(小田原オーナーシェフ)「スタッフ不足や、生産効率を考えると店頭だけで売っているのでは、もう上限値が見えてくる」
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