14日、全世界待望のゲームソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のHD-2Dリメイク版(以下、『ドラクエ3』リメイク)が、ついに発売。
X上では、発売日に帰宅した夫が玄関で出会った「素晴らしいサプライズ」が話題となっている。
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注目を集めているのは、Xユーザー・まー虎さんが投稿したポスト。
「ドラクエ3のリメイク、旦那はーんずーっと楽しみに何年も待ってたから、わくわくペロペロしながら帰ってくるやろーと見込んで、届いたスクエニの荷物の上にスライム作って玄関に待たせといた!」と綴られた投稿には、自宅玄関に置かれた段ボールの写真が添えられている。
仕事から帰宅した夫、玄関で目が合った生物に驚き… その正体に…の画像はこちら >>
段ボールの上には、『ドラクエ』シリーズを象徴するモンスターのスライムの姿が。
さらに『ドラクエ』シリーズに欠かせないシステム「メッセージウィンドウ」も確認でき、そこには「ぼうけんをはじめますか?」という質問と、「はい」「いいえ」の選択肢が表示されていたのだ。
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なんとも粋なサプライズは瞬く間に話題となり、件のポストは投稿から1日足らずで2,000件以上ものリポストを記録。
Xユーザーからは「旦那さん、感動で泣いちゃうかもしれませんね!」「こういう、旦那さんの趣味を分からんなりに理解しようとしたり、尊重して、慎ましやかに対応してくれる人、素敵すぎる」「最高の嫁さんや…」など、称賛の声が相次いでいた。
そこで今回は、ポスト投稿主・まー虎さんに詳しい話を聞いてみることに。その結果、これまた微笑ましい舞台裏が明らかになったのだ。
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ドラクエ3のリメイク、旦那はーんずーっと楽しみに何年も待ってたからわくわくペロペロしながら帰ってくるやろーと見込んで届いたスクエニの荷物の上にスライム作って玄関に待たせといた! pic.twitter.com/y18iYWtBsr
まー虎 (@tiger_45_fox) November 14, 2024
『ドラクエ3』リメイクの発売当日、夫から「ソフトが届くので受け取ってほしい」というミッションが課せられたまー虎さん。
予想より大きな荷物を受け取った際、「何年もずっと楽しみにしていたから、特典がいっぱい付いてるバージョンを頼んだ!」という夫の言葉を思い出し、「これは、かなりワクワクした様子で仕事から帰ってくるぞ」と感じたそう。
そこで「ならば。そのワクワクをもう少し煽りたい」「私も一緒に楽しみたいな」と考え、画用紙とストローを使用し、スライムと「冒険」のメッセージを作り上げたのだ。
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帰宅後の夫のリアクションについて、まー虎さんは「案の定、ワクワクしながら帰ってきたようで、 玄関を開けるなりすぐに気付き、『えっ! 何これ!』『うわ! すごっ!』『これ作ったん!?』『盛り上がってんなぁ~!』と、笑っていました」と振り返る。
やはりとても嬉しかったようで、いつでも見えるようにと、スライムはゲームプレイ用のテレビの上に飾ってあるそうだ。
なお、夫の「ドラクエ愛」は相当なもので、なんと結婚前から「3のリメイク楽しみやねん!」と、楽しそうに話していたという。こちらを踏まえ、まー虎さんは「念願の発売に私も嬉しくなり、今回のサプライズを思いつきました」と、笑顔を見せる。
いかに仲睦まじい関係にあっても、夫婦やカップルも所詮は他人。だからこそ、相手の趣味嗜好に理解を示し、歩み寄る姿勢は何よりも大切なのだ。
『ドラクエ3』の勇者には「世界を救う」という大義がある。しかし、人類一人ひとりがまー虎さんのような心遣いと思いやりを持てば、世界はそれだけで平和になることだろう。
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秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。