「ごはんが焦げ付かない」 メーカーが教える炊飯のコツに「必ずやる」「そうすれば」

和食に欠かせないのが、おいしい白ごはんです。炊飯器を使えば誰でも手軽にお米を炊けるはずですが、「なぜか焦げ付いてしまう」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
炊飯器でお米を炊く時に失敗してしまう理由を、家電メーカー『Panasonic』の公式サイトから紹介します。
Panasonicの公式サイトでは『炊飯器で炊いたごはんが焦げる・茶色くなる時』の対処法について以下のように解説しています。
ごはんがこげる・茶色くなるときは、洗米回数を2~3回増やして炊飯してください。洗米が不十分だとぬか分が残りこげる原因になります。
なお、予約炊飯の時は特にぬか分やでんぷん質が底にたまるため、こげやすくなります。
Panasonic ーより引用
お米の洗いが不十分だと焦げやすいことが分かりました。
無洗米の場合でも表面にぬかが残っていることがあるため、軽く洗米したほうがよいのだそう。無洗米コースのある機種は専用コースで炊くようにしましょう。
しっかり洗米していても焦げ付くという場合は、以下の項目を確認してみましょう。
※写真はイメージ
お米が割れているとでんぷん質が水に溶けだし、焦げの原因になります。
コイン精米などを使っている場合は、精米品質にバラツキが出たり割れ米が多く含まれたりすることがあります。お米を手の平に取って、割れていないかを確認してみましょう。
お米を洗う時は、力をいれずに優しく洗ってください。また、洗米後にざるに上げるとお米が割れる原因になるそうです。なるべくざる上げはしないようにしましょう。
炊いたごはんが焦げる原因は、お米ではなく炊飯器にあるかもしれません。
次の箇所に汚れや異物が付いていると、炊飯器内の温度を正確に検知できないため、こげの原因になります。
汚れている場合は、固くしぼったふきんで拭いてください。
・本体内部
・内釜の底
・蒸気センサー
・釜底センサー(汚れが落ちにくいときは、台所用中性洗剤を含ませたナイロンたわしで軽く磨いてからふいてください)
Panasonic ーより引用
汚れが付いている場合は、取扱説明書を確認のうえ正しい方法でお手入れをしましょう。
「余ったごはんは冷凍する」「あらかじめ多めに炊いておいて冷凍する」という人も多いでしょう。
その場合は、長時間放置せず早めに冷凍してしまうのがおすすめです。
温かい状態のごはんを1膳ごとの量でラップにくるむ、もしくは保存容器に入れたら、粗熱を取ってから冷凍庫に入れます。
ポイントは密封して空気に触れさせないこと。水分の蒸発を防いで閉じ込めることで、解凍時にもパサパサせず、ふっくら感をキープすることができます。
毎日の食卓に欠かせない白ごはん。うまく炊けない場合は、お米の状態や炊飯器の手入れが行き届いているかを確認してみてください。
おいしく炊いて、おいしく保存してごはんを楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]

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