巣立ちを彩る首里織の7メートル縦幕 首里中の卒業生が母校に贈る 「後輩たちも素晴らしい伝統を感じてほしい」

保護者や教職員に見守られながら学びやを巣立った沖縄県立首里中学校の卒業生209人は9日、卒業記念品として首里織の縦幕を学校側に贈呈した。
生徒たちは「ふるさと首里を誇り、志高く未来の可能性に挑戦する生徒を育む」という同校の理念の下、授業で首里の歴史や伝統文化も学んできた。生徒玄関のスペースには首里中旗頭や守礼の門の模型なども展示している。

贈呈品は新城高広校長が「首里で学んだ生徒として、いつまでも首里を誇りに思ってもらいたい」との思いから提案。首里織と首里道屯織のデザインを那覇伝統織物事業協同組合に依頼し、縦7メートル、横40センチの複製品をそれぞれ3本ずつ制作した。
同校の卒業生(15)は卒業式で体育館に飾られた縦幕を見ながら「後輩たちも縦幕を見て、首里の素晴らしい伝統を感じてもらえるとうれしい」と話した。今後、縦幕は同校の式典などに飾られる予定。(社会部・垣花きらら)巣立ちを彩る首里織の7メートル縦幕 首里中の卒業生が母校に贈…の画像はこちら >>

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