2024年12月8日夜、月が土星を覆い隠す『土星食』という現象が観測されました。
地球と土星、月が一直線上に並ぶ条件の下、月が土星を覆い隠す瞬間をカメラに収めたのだとか。
日本国内では22年ぶりに好条件で観測できるということもあって、SNS上で大きな盛り上がりを見せました。
同日、写真家のKAGAYA(@KAGAYA_11949)さんは、望遠鏡を使い、月が土星を覆い隠す瞬間の撮影に成功しました。
Xに投稿された2枚の写真には、上弦の月と、小さいながらも土星の姿が写っています。
土星は地球から約16億kmと途方もない距離に位置するため、地上で観測すると豆粒程度の大きさしかありません。
しかし写真を拡大すると、はっきりと土星の姿を見ることができますよ。世にも珍しい『土星食』の瞬間をご覧ください!
月の上にポツンとあるのが、土星です。2枚目の写真だと分かりやすいでしょう。
地球から見える月の大きさと比べると、はるかに小さいものの、土星のシンボルである環ははっきりと確認できますね。
太陽系に属する2つの天体が同じ枠の中に収まっていると考えると、ロマンチックな光景のように思えてきませんか。
世紀の天体ショーをとらえた写真には、2万件以上の『いいね』が集まりました!
・ベストタイミング!宇宙が目の前に見えるなんて夢みたい!
・保存しました!土星がこんなに小さくて、かわいかったなんて知らなかった…!
・神秘的な光景だ。長生きしてよかった…。まさに『宇宙の芸術』。
・これはすごい!たくさん写真はアップされているけど、個人的にはこれがナンバーワン!
KAGAYAさんいわく、「土星の右斜め上には、衛星であるタイタンも写っている」とのこと。記事内の写真で確認は難しいですが、拡大すると見えるそうですよ。
土星と月が織りなす光景に、たくさんの人が魅了されたのでした!
[文・構成/grape編集部]