12月スタート 太平洋側はしばらく空気カラカラ インフルエン…の画像はこちら >>
明日から12月がスタート。冬らしく、太平洋側の地域は12月7日(土)にかけても広い範囲で晴れて、空気の乾いた状態が続きそう。インフルエンザの患者数が増加傾向。感染症対策や火の取り扱いにご注意を。
インフルエンザの報告数 増加
今日30日(土)も、太平洋側の地域では広く晴れて、空気が乾燥しています。午後3時までで、一番湿度が下がったのがさいたま市で、21%と今シーズン最も低い湿度となりました。空気の乾燥に加えて、日ごとの寒暖差も大きく、体調を崩しやすい時期です。昨日29日(金)、厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、47週(令和 6 年11月18日から24日まで)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「11678」、定点当たり報告数は「2.36」と増加傾向が続いています。学年閉鎖や学級閉鎖も、前の週より増えています。
しらばく晴天・乾燥
明日12月1日(日)の午後は、九州で雨の範囲が広がるでしょう。夜は、四国や中国地方でも雨の降る所がありそうです。空気の乾燥は多少解消される所があるものの、近畿から関東を中心に太平洋側では空気の乾いた状態が続くでしょう。12月2日(月)以降も、九州から関東の太平洋側は広い範囲で晴れる見込みです。雨が降っても局地的となるでしょう。ただ、4日(水)以降は冬型の気圧配置が続き、東北や北海道の太平洋側では山沿いを中心に雪雲や雨雲が流れ込みそうです。特に7日(土)は強い寒気が流れ込む予想で、実際の気温よりも寒く感じられるでしょう。風が強まる日は、ひとたび火災が発生すると被害が拡大することもあり、注意が必要です。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。
火事を防ぐには
空気が乾燥するこの時期は、火災発生のリスクが高まります。火災を防ぐポイントは、以下の通りです。① たばこの吸い殻は、水で完全に消してから捨てるようにしましょう。吸い殻を灰皿にためず、こまめに捨てることも大切です。寝たばこは、絶対にやめてください。② ストーブの周りに燃えやすいものを置かないことはもちろん、洗濯物を乾かすためにストーブを使うことは、やめましょう。お出かけの時や就寝の際は、ストーブを消すのを忘れないでください。③ 台所のコンロの周囲に燃えやすいものを置かないようにし、火が鍋底からはみ出さないようにしましょう。調理中はコンロから離れず、コンロを使用しない時は、ガスの元栓をしめてください。④ 電化製品のコードからも、発火するおそれがあります。たこ足配線やコードを束ねて使用するのは避け、コードが家具の下敷きになったり、折れ曲がったりしないよう、注意が必要です。ホコリが溜まらないよう、プラグやコンセントは定期的に掃除をして、使っていないプラグは抜いておきましょう。もしもの火災に備えて、住宅用の火災報知器を設置するのも、おすすめです。また、放火を防ぐため、家の周りに燃えやすい物を置かないようにしてください。