「暑さで起動できなくなった」 企業が促す、夏におけるスマホ・パソコンの使い方

厳しい暑さが続く2024年7月現在。
熱中症のリスクが高まると同時に、気を付けたいのが、パソコンやスマートフォン(以下、スマホ)などデジタル機器の動作不良や故障です。
デジタル機器の修理・トラブル解決のサービスを展開する、日本PCサービス株式会社は、使い方について注意喚起をしています。
18~65歳の個人を対象に実施したインターネット調査では、夏にデジタル機器のトラブルを経験した人のうち、53.4%が『熱』による動作不良が原因だと回答。
夏特有の暑さ、天候、レジャーが起因したパソコン・スマホのトラブルや、暑さ、汗による故障などが要因とされています。
そのほか、飲み物の飲みこぼしや、水辺での水没など『水』が原因のトラブルは、31.3%を占めました。
調査では「車のダッシュボードにデジタル機器を長時間放置してしまった」という回答が複数みられたほか、さまざまなトラブル事例が挙げられています。
・日差しが直接当たる車の助手席にパソコンを置いたまま出かけたことが何回かあり、その後突然起動しなくなった。
・キャンプ場でスマホを暑い外部に置いておいたら、突然スマホが燃えた。
・所有していたスマホを完全防水と勘違いして、水着のポケットに入れたまま川に入ってしまい、画面が斜線だらけになってしまった。
・夏祭りで携帯を胸ポケットに入れていたら、汗でびっしょりになってしまい、起動しにくくなった上に、起動しても画面が全く見えなくなった。
・スマホを使っていたらバッテリーが減りやすくなり、本体が熱く充電ができなくなって、ポイント、重要なデータが紛失するかもとパニックになった。
夏の暑さにより、充電の減りが速くなってしまったり、バッテリーの膨張が引き起こされたりする可能性があります。
同社のスマホ・タブレット修理サービス『スマホスピタル』は、バッテリー交換の相談件数が6月の時点で前月比の113.3%も増加しました。
2024年の夏は、梅雨入りが遅かった影響もあり、厳しい暑さが予想される一方、急な雨が降る可能性もあると同社は説明。
長時間の雨や一時的な気温の低下、日差しが出た時の急激な温度の上昇に注意し、デジタル機器を利用する必要があるとうながしました。
災害級ともいわれる、猛暑日が続く近年。本格的に厳しい暑さが始まる8月以降は、さらにデジタル機器の扱いは慎重にならなければいけないでしょう。
特に炎天下での外出やレジャーといった日が差す場所での利用は、機器への負荷が強くかかることも考えられます。直接日光が当たらない、日陰で利用するなど対策してください。
[文・構成/grape編集部]

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