・カラスにぴったりすぎる背景で、じわじわくる。
・人類が滅亡していそう…。
・カラスと人工物はすごく合っていますね!
・芸術的なショットだ。
このようなコメントが寄せられたのは、ドリトル柴田(@shibalabo)さんが、Xに投稿した1枚です。
自身が撮影した写真には、街中で出会った1匹のカラスが写っていました。
鳥類に関する研究を続けながら、科学ジャーナリストとして活動している、ドリトル柴田さん。
野鳥の写真に対し「背景に人工物があるのを嫌う人が多い」と話しますが、ドリトル柴田さんが撮ったのは、その言葉を覆すような1枚でした。
カラスの背景に、何が写っていたのかというと…。
『鳥世界』
カラスの後ろには、『鳥世界』と書かれた、焼き鳥店の看板が写っていたのです!
標識の上に立ち、どこか遠くを見つめる、1匹のカラス。
『鳥世界』の文字と汚れた標識が相まって、まるでカラスが、この世界を支配しているような雰囲気がただよっています。
カラスの目には、荒廃した都市が映っているのでしょうか。漫画のような世界観に、いろいろな想像が膨らみますね。
野鳥の後ろに、人工物が写っていることに対し、ドリトル柴田さんは「かえって面白いなと思っています」と想いをつづっていました。
被写体の持つイメージと背景がマッチしていれば、被写体の魅力を、より引き出せるのかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]