新潟から全国に誇りたいグルメ。今回は自由な発想を大切にするカジュアルイタリアンで、佐渡産の“もち麦”を使った新食感のリゾットを紹介します。
新潟市中央区の古町地区にあるカジュアルイタリアン『ラ・カデンツァ』。店名は音楽用語で「即興的で自由な演奏」を意味します。その名の通り、ゆったりとした雰囲気の店内で、自由に楽しんで過ごしてほしいと話すのは店長の高島庸平さん。実は高島さん…【ラ・カデンツァ 高島庸平さん】「映画とかドラマのサントラの作曲の勉強をしていた」お客さんの記念日には自らが生演奏を披露することもあるそうです。そんなユーモアあふれたお店のいちおしメニューが佐渡産のもち麦を使った、きのこのチーズリゾットです。まずはバターを熱したフライパンにシイタケ・シメジ・マイタケの3種類のキノコを入れて炒めていきます。【ラ・カデンツァ 高島庸平さん】「1種類だけよりも味に深みが出る、うまみが沢山出る」さっと火を通したら、もち麦を入れます。【ラ・カデンツァ 高島庸平さん】「もち麦だけだとクセが強いので、普通のご飯ともち麦を半々」一緒に入れるコメは県産のコシヒカリです。【ラ・カデンツァ 高島庸平さん】「（Q.料理と音楽、似ている部分は？）基本をしっかり勉強した上で、あとは何をどう組み合わせるかは共通点がある」最後にコンソメとたっぷりのチーズで味を整えたら完成です。その味は…【吉田優アナウンサー】「新食感！リゾットというと、ねっとりとした食感のイメージがありますが、ぷちぷちともち麦がいいアクセントになっています。味はシンプルで、チーズのコクとキノコのうまみがダイレクトに口に広がります」
工夫の凝らされた料理と居心地のいい店内で、お昼時には多くのお客さんが訪れていました。【お客】「すごく雰囲気が良くて、料理もおいしい」【お客】「味もおいしいので、また来たい」お客さんの喜ぶ顔が何よりうれしいという高島さん。料理はもちろん、ピアノ演奏も含めた様々なサービスで感動を提供したいと話します。【吉田優アナウンサー】「感動させたいという思いは、料理も音楽も全部含めて、できることをやるということ？」【ラ・カデンツァ 高島庸平さん】「まさに。厨房でつくっていた人がいきなり出てきて、ピアノを弾くというのは（ほかの店では）ないと思う」きょうも店では、おいしい料理と共に楽しめるサービスとお客さんの笑顔のハーモニーが奏でられています。