11月突入も高温おさまらず 冬の足音はまだ先 季節外れの大雨に注意 1か月予報

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10月も残り少なくなってきましたが、今日24日も東京都心で今年153回目の夏日になるなど、異例の暑さが続いています。気象庁は今日24日、この先の1か月予報を発表しました。11月に突入しても依然として高温傾向で、冬の足音はまだ先になりそうです。雨量は多く、大雨に注意。
数値予報モデルによる予測結果

今日24日、気象庁はこの先の1か月予報を発表しました。1か月平均の海面気圧(左図)は、日本の北では気圧が高い一方、東日本から沖縄・奄美にかけては気圧が低く、全国的に低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすい時期がある見込みです。上空約1500mの気温(右図)は、全国的に平年より高く、暖かい空気に覆われやすいでしょう。
11月に熱帯じょう乱の影響も 季節外れの大雨に注意

秋の行楽シーズンとなり、屋外の行事やイベントが増える頃ですが、この先は前線や低気圧の影響を受けやすく、さわやかな陽気が続きにくいでしょう。1か月の降水量は、沖縄・奄美と西日本、東日本の太平洋側で平年より多い見込みです。北日本は太平洋側で平年並みか多くなるでしょう。今年は10月下旬に入っても、日本近海の海面水温が平年より2℃以上高い所がほとんど。雨雲の元になる海水温が高いということから、11月も低気圧や前線が通過する際など、雨雲が発達しやすく、季節外れの大雨をもたらす可能性も高くなっています。また、そろそろ台風シーズンは終わりに近づく頃ではありますが、今年は11月に入っても熱帯じょう乱(台風や熱帯低気圧)の影響を受ける可能性があります。熱帯じょう乱の動きにもまだ注意を続け、低気圧や前線が影響する際には、どのような雨の降り方をするのかなど、情報を確認するようにしましょう。今日24日は台風20号の影響で、沖縄や奄美で大雨になっている所がありますが、明日25日にかけては新たに台風21号が発生し、沖縄や奄美を中心に再び大雨をもたらす恐れがあります。最新の台風情報に注意して、早めの備えを行ってください。
11月突入後も異例の高温 冬への歩みはゆっくり

この先も季節の進みはゆっくりで、冬の訪れを感じられるのは、まだ先になりそうです。1か月の気温は、全国的に平年より高く、特に11月前半は気温が平年よりもかなり高い状態が続くでしょう。気象庁は今日24日、沖縄から東北を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されます。九州から関東を中心に、10月末から11月1週目も最高気温が25℃前後まで上がるなど季節外れの高温になる所もあるでしょう。朝晩はこれまでに比べると気温が下がりやすく、一日の寒暖差は大きくなる見込みです。冬物が手放せないような寒さはしばらくありませんが、朝晩は長袖や羽織るものが欲しくなる日が多くなるでしょう。なお、3か月予報では12月と1月の気温は全国的に平年並みとなるため、11月中はまだ暖かくても、急に冬らしくなる可能性があります。シャツなど涼しい服も手に取りやすい場所に残し、衣替えは進めておきましょう。【北日本】北海道・東北地方【東日本】関東甲信・北陸・東海地方【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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