お茶はどうやってできる? 沖縄・名護市の児童たち、畑で茶摘みを体験 栽培から飲料になる行程学ぶ

【名護】沖縄伊藤園は16日、名護市立稲田小3年生を対象に「おきなわ茶育プロジェクト」を市内2カ所で実施した。児童21人が、県内有数のお茶の産地「呉我の茶畑」と伊差川の同社工場を見学し、栽培から緑茶飲料になるまでを学んだ。プロジェクトは、地域農産物への関心を高める目的で今回で2回目。
児童たちは、同校近くの呉我の茶畑で茶摘みに挑戦した。JAおきなわお茶生産部会長の山里直さんが、摘み方のこつを教え、茶葉を1次加工するまでの工程を説明した。
お茶の新芽を帽子に飾っていた新城奏馬さんは「三つ摘んだから、二つはお父さんとお母さんにプレゼントする」と笑顔で話した。
新里愛優琉さんは「こんなに広い茶畑が、学校の近くにあるとは知らなかった」と驚いていた。
工場見学した備瀬明里さんは「お店で売っているお茶は、畑で採った葉っぱで作られていると知って勉強になった」と話した。
部会長の山里さんは「お茶が、どうやってできるのか知らない子も多いと思う。体験を通して身近な飲み物として関心を持ってもらいたい」と期待した。
(北部報道部・下地広也)

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