降雪シーズンに備え!“消雪パイプ”の点検作業はじまる「安心して通行できる道に」 節水への協力呼びかけも

早くも降雪シーズンに向けた準備が始まっています。新潟県長岡市では、道路上の雪をとかす消雪パイプの点検作業が始まりました。

【高濱優生乃アナウンサー】
「まもなく降雪の時期がやってくるということで、消雪パイプの点検が始まりました。作業員たちはノズルの点検を行っています」

10月17日、長岡市で始まった消雪パイプの点検作業。

この日はパイプに水を通し、たまったサビや泥を流したあと、市の職員が専用の器具を使って水の噴出距離を調整したり、ノズルに詰まった汚れを取り除いていました。

【長岡市 土木部道路管理課 桜井敏明 課長】
「やはり、この大雪である地域を克服する一つとして、消雪パイプも活躍をしていると思う。雪があっても、普段と変わらず安心して通行できる状況というのを保てればと思う」

雪国には欠かせない消雪パイプは、長岡市坂之上町が発祥の地とされていて、約60年前に導入。市内には、県道や国道など全長996kmにわたり設置されています。

【長岡市 土木部道路管理課 桜井敏明 課長】
「昨年、雪の量は比較的少なかったが、今年は気象庁によると、平年並みかやや多いという見込み。そういった意味も含め、例年にも増してしっかりと点検・調整を進めていきたい」

点検は11月下旬まで続く予定で、長岡市は地下水の確保のため、私有地で利用する消雪パイプについても不要な時は止めるなど、節水への協力を呼びかけています。

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