【衆院選・新潟2区】解散後初、公示前最後の3連休…自民非公認で「助けてください」 立憲・前職は「冗談じゃない」 維新・新人「自民にお灸を」

衆院選への出馬を予定する候補者も解散後初…そして公示前最後の連休を有効活用!イベントに顔を出すなど支持拡大に向け奔走しています。10月12日、新潟市南区で開かれたイベントでひときわ目立っていたオレンジのはっぴ姿…自民党の前職で無所属で出馬予定の細田健一さんです。【細田健一さん】「たぬきの婿入りだ、全国的に有名になるなこれ…」派閥の政治資金問題を背景に党から非公認とされ、別の意味で有名となってしまった細田さん。【細田健一さん】「お!すごい!」たぬきメイクで変身です。【細田健一さん】「”善良なたぬき”という感じで。あまり緊張感なくなっちゃった、このメイクだと…」笑顔で市民にあいさつして回り。食欲もおう盛。元気印は健在のようにも見えますが、前日の事務所開きでは…【細田健一さん】「もう本当に後がありません。皆様方お一人お一人の力添えだけが私にとっては頼りでございます。皆さん是非私に力をお貸しください。そして私を助けてください!助けてください!」支援者への思いで涙が溢れていました。一方、事務所では…【細田健一さん事務所スタッフ】「間にあわせるしかないと思うので」スタッフが、すでに発注してしまったハガキの「公認」を消す作業などに追われます。【細田健一さん】「作業が必要なのでそこはスタッフの皆さんには申し訳ないが、やはり新潟県には様々な課題がありますから、それにきちんと答えられるのは私あるいは自民党しかないということ、それはきちんと訴えていきたい」
こうした中、新潟市南区のイベント会場には別の候補予定者の姿も…【菊田真紀子さん】「こんにちは、すごい迫力ありますね。がんばってね」【イベントの参加者】「ありがとうございます」立憲民主党の前職・菊田真紀子さんです。【菊田真紀子さん】「こんな短い期間で選挙するなんて本当に無謀ですよ。こうなったらできるだけ多くの人にお会いして、選挙頼むねってお願いするしかない」それでも旧4区時代から馴染み深い南区では、積み上げてきた関係値を存分に発揮します。一方…【菊田真紀子さん】「(新潟市西区は)もうやっぱり全然雰囲気が違う」議員歴21年の活動が通用しないのが、新潟市西区など新たに選挙区となった地域。関心高まる自民党の政治資金問題を強く批判し、支持を訴えます。【菊田真紀子さん】「なんか、ニュース見てたら泣いてましたね。”助けてください”…冗談じゃないですよ。もうこの辺で政治を変えなきゃいけない。そのためには政権交代が最大の政治改革であります」10月12日、市内で開いた決起集会で陣営の結束をさらに強めた菊田さん。【菊田真紀子さん】「皆さんの声をしっかり受け止めて、本当にまっとうな政治を取り戻していきたい」
一方、その新たな地域をホームとするのが…【井上基之さん】「ここ結束バンドで留めればさらに間違い無い」新潟市西区出身の日本維新の会の新人井上基之さん。スタッフと選挙で使う演台を準備していました。【井上基之さん】「大型ショッピングセンターとかで街宣するときって、すごく駐車場から距離あったりするので、遠くからも見えるようにということで足場を」初挑戦の国政選挙で、動画配信での訴えなどにも力を入れる井上さん。【井上基之さん】「(動画を)皆さん方も倍速とかで見るの?」【井上基之さん事務所スタッフ】「見てます」【井上基之さん】「何分以上だと倍速にするとかあるんですか」【井上基之さん事務所スタッフ】「俺20分ですね、20分だと10分で見れるじゃないですか半分で」若いスタッフも陣営に入れ、公示に向けた準備を加速させます。【井上基之さんと事務所スタッフ】「がんばるぞー!おー!」この日は新潟市西蒲区で街宣です。政治資金問題で投票先に迷う保守層や、無党派層などへの浸透を目指してきた井上さん。【井上基之さん】「このご存知新潟2区は、確かに期数が多い・長い政治家の方がお二人いらっしゃいますけれども、この二人がまさにこの古い政治をつくってきた当事者です」自民党の前職が党の非公認となったことで、風向きの変化を感じていると言います。【井上基之さん】「党に公認されていないということは、そもそも出馬するに認められていないと言う状況なわけで。保守層の方々から”今回は井上を推すよ”とか、”自民党にお灸を据えなきゃね”という声は本当によく伺っています」公示直前の構図の変化で様々な波紋が広がる新潟2区を、有権者はどう判断するのでしょうか。

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