味の素から届いた手紙 丁寧さに「さすが食品大手」「美しい日本語」

自由研究は、夏休みの宿題の定番です。
疑問に思っていることや、興味がある分野を研究できる機会のため、子供によってはどの宿題よりも面白いかもしれません。
時には、大人も知らないような知識を得ることもあるようで、ネット上で話題となっています。
2024年の夏、むしゃ(@musyajansson)さんの子供も、自由研究に取り組んでいました。
塩をテーマに調べていたところ、味の素株式会社(以下、味の素)の減塩商品『やさしお』を舐めたら、不思議なことに気付いたといいます。
塩からさを感じるだけでなく、なぜか冷たく感じたのだとか!
疑問に思った子供が、同社に手紙を出すと、後日とても丁寧な返事が届きました。
味の素によると、『やさしお』を口に入れた際に冷たく感じる理由は、「原材料の1つである『塩化カリウム』の特製による」とのこと。
次のように解説しています。
『塩化カリウム』は、水に溶ける時に周りから熱を奪う特性があります。
そのため、『やさしお』をそのまま口に入れると、唾液に溶けて口の中の熱を奪い、敏感な方は口の中で冷たく感じることがあります。
ご参考までに、『キシリトール』という成分が含まれているひんやりするアメやガムなどがあるかと思いますが、それと同じ現象です。
甘味料『キシリトール』と同じように、『塩化カリウム』も口に入れたら周囲の熱を奪って、ひんやり感じるのは驚きですね!
むしゃさんは「大人の私も勉強になりました!」とコメントをしています。
同社の返事がXに投稿されると、自由研究に協力する姿勢はもちろん、送料の切手代を同封している点や、丁寧な文面も評価されました。
・さすが食品大手。こんなに丁寧に分かりやすく説明してくれるなんて!
・子供の時にこんなお手紙をもらったら、学習への意欲が爆上がりする。
・塩対応ならぬ『やさしお』対応。企業のこういう姿勢に感動する。
・締めの言葉「それでは、ごきげんようさようなら」が美しい日本語でニッコリ。
この出来事について、同社はXで改めて「自由研究のお役に少しでも立てて嬉しい」とコメントしています。
返信を受け取った子供は、疑問が解け、誠実に対応してもらえたことに、嬉しい気持ちが込み上げたでしょう。
夏の貴重な経験として、記憶に刻まれること間違いなしです!
[文・構成/grape編集部]

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