【速報】富津市長選、高橋氏3選 投票率43・67%、過去最低を更新

任期満了に伴う富津市長選は29日投開票され、無所属現職の高橋恭市氏(54)=2期・自民、公明推薦=が、無所属新人で放課後児童クラブ代表理事の岡村京子氏(57)を破り、3選を果たした。
前回市長選は無投票だったため8年ぶりの選挙戦。少子高齢化や人口減少といった市の課題を巡る政策が問われた。
高橋氏は、台風被害やコロナ禍に取り組んだ2期8年の実績を強調。連合千葉の推薦も受け、従来の支持層を中心に票固めに力を入れた。「誇りと愛着を持てるまちを目指す。富津市の魅力に磨きをかけ、発信していくことが人口問題解決への第一歩になる」と訴え、票をまとめた。
岡村氏は「土地の有効活用やインフラ整備などがスムーズに進んでいない」と市政の現状を批判。保守層や浮動票の取り込みを図ったが、知名度不足や出遅れが響いた。
投票率は43・67%。過去最低だった2012年の市長選の57・01%を13・34ポイント下回った。当日有権者数は3万5562人(男1万8030人、女1万7532人)。

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