進水からもうすぐ1年になります。
防衛省近畿中部防衛局は2024年9月19日、海上自衛隊の潜水艦「らいげい」が海上での試験を開始したと発表しました。
海自の最新潜水艦「らいげい」試験スタート 特徴は新型エンジン…の画像はこちら >>2023年10月、進水した際の潜水艦「らいげい」(画像:防衛省近畿中部防衛局)。
「らいげい」は、たいげい型潜水艦の4番艦として川崎重工神戸工場で建造され、2023年10月17日に進水しています。基準排水量は約3000トンで、主機関にディーゼルエンジンとリチウムイオン電池を組み合わせたディーゼル電気推進を採用しています。
この点について近畿中部防衛局は、「新型メインエンジンを搭載し、よりパワフルになった潜水艦」と、「らいげい」のことを紹介していました。
たいげい型は、前型のそうりゅう型潜水艦と外観がほとんど変わっていませんが、探知能力や静粛性が一層向上しており、建造時から女性自衛官の乗務を想定した設備を備えているのが特徴です。
「らいげい」は漢字では「雷鯨」と表記されます。艦艇名としては、旧日本海軍時代含めて初の命名になります。
試験が予定通り進めば、来年(2025年)3月に就役する見込みです。