9月9日、新潟県上越市の小学校で、卵アレルギーのある低学年の児童がかきたま汁の入っていた食器に左肘が触れ、アレルギー症状を発症。エピペンを注射し、救急搬送されました。児童は翌日、退院しましたが、不安があり登校できない状態が続いているということです。
9月9日午後1時前、新潟県上越市にある小学校で、給食の時間が終わったあとに、卵アレルギーのある低学年の児童の左肘が、同級生のかきたま汁が入っていた食器に触れました。
児童はその後、左肘を水で洗ったほか、保健室で経過を観察していました。しかし、午後2時すぎに児童の体に湿疹の症状が出始めたため、児童が持っていた内服薬を服用。
症状が改善しないため、児童はエピペンを注射し、その後上越市内の病院に搬送されました。
児童は、当日は様子を見るために入院しましたが、翌日には症状が回復したため退院。ただ、学校に不安があるため登校できていない状態が続いているということです。
市教育委員会によりますと、アレルギーのある児童には卵除去食を提供していて、児童が触れた食器にかきたま汁が残っていたかどうかはわかっていません。
市教育委員会は「当時の状況を確認・検証し、再発防止に務めたい」としています。