関東 局地的に活発な雨雲 明日4日にかけて激しい雨や雷雨 災害リスク高まる恐れ

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関東は未明から雨が降り続いています。千葉県など関東南部に局地的に活発な雨雲がかかり、土砂災害の危険度が高まっている所も。午後も雨が続き所々で激しく降るでしょう。危険な場所には近づかず、安全な場所でお過ごしください。明日4日にかけても雨で、激しく降る所も。
千葉県や茨城県で非常に激しい雨 千葉県には土砂災害警戒情報が発表
今日3日は、関東の東の海上に前線がのび、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、関東は大気の状態が非常に不安定となっています。午前11時までの1時間降水量の最大値は、茨城県常陸大宮市で53.5ミリ(午前1時31分まで)、千葉県佐倉市で53.0ミリ(午前7時32分まで)、千葉県成田市で46.5ミリ(午前4時39分まで)、水戸市で44.5ミリ(午前2時2分まで)など、千葉県や茨城県の所々で、非常に激しい雨や激しい雨が降りました。千葉県佐倉市の1時間降水量は1976年の統計開始以来、9月として1位の値を更新しました。午前11時現在、千葉県には、鴨川市と南房総市、館山市に土砂災害警戒情報が発表されていて、市原市、鴨川市、多古町、千葉市、南房総市には避難指示が出されています。これまでの記録的な大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。大雨による災害に厳重に警戒し、少しでも安全な場所でお過ごしください。
明日4日にかけて激しい雨や雷雨 災害リスク高まる恐れ

関東はこのあとも断続的に雨で、所々で激しい雨や場所によっては非常に激しい雨が降る見込みです。夕方以降、帰宅時間帯にも雨雲がかかり、雷を伴った滝のような雨が降る所もあるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる地域がさらに拡大する可能性があります。雨雲レーダーをこまめに確認し、発達した雨雲が自分の周囲に見られる場合は、移動を控えるなど注意してください。また、一気に道路が冠水するような雨の降り方になる所もありますので、車の運転はアンダーパスを避けるなど十分ご注意ください。明日4日にかけても前線が同じような場所に停滞するため、関東は雨が続き、更に大雨となる見込みです。地域の防災情報に注意し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、氾濫など災害に十分警戒してください。
土砂災害の前触れ

雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。1つめは、がけや地面にひび割れができることです。2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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