新潟県内で初の“特別警報”…“過去最強クラス”2019年の台風19号そのとき何が… 住宅の浸水被害・土砂崩れ相次ぐ

ゆっくりとした速度で進む台風10号。新潟に接近するときには熱帯低気圧になる可能性があるとしても引き続き大雨などへの注意・警戒は必要です。今回の台風では鹿児島県に一時暴風などに関する特別警報が出されましたが、県内では2019年台風19号が接近した際上越市・妙高市・糸魚川市に大雨特別警報が発表されました。このとき何が起きていたのか振り返ります。
過去最強クラスと言われた2019年の台風19号。このとき、街では台風の接近前から臨時で休業する店や閉店時間を早める店舗も。さらに交通機関も麻痺。JRなどが計画運休を発表していました。【記者リポート】「午後6時すぎの新潟駅。改札前、ほとんどの人の姿は見られません。在来線・新幹線とも運転見合わせとなっています」さらに、新潟市や長岡市など延べ2万5000戸あまりで停電も発生していました。そして、このとき県内に初めて発表されたのが、大雨特別警報です。特別警報が出された上越市・糸魚川市・妙高市では…【記者リポート】「名立区を流れる名立川は川が増水。ゴーッという音を鳴らしながら濁流が流れています」【記者リポート】「午前1時前の妙高市。国道になっているが、田んぼから流れ出たと思われる水が小さな滝のようにゴーゴーと音を立てながらあふれ出ているのがわかります」上越市や妙高市などでは一時避難指示も出され、多くの人が避難所に身を寄せていました。
一夜明けると見えてきたのが大雨による被害…【記者リポート】「信濃川の水があふれたんでしょうか、かなり住宅の周りに水が浸水しています」住宅の浸水被害が324棟に上ったほか…【記者リポート】「こちらの道路では濁流によって法面がけずられてしまい水道管やガードレールの根元がむき出しとなっています」【記者リポート】「土砂災害が起きて通行止めに。また、この土砂はあちらの空き家の下にある地面が崩れ落ちたもので、この空き家も今にも崩れ墜ちてきそうで非常に危険な状態となっています」土砂崩れなども各地で相次ぎました。停電や浸水被害、そして交通網の麻痺など市民生活に影響を及ぼす恐れがある台風。今後の進路などを確認しながら備えておくことが重要です。

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