台風10号 「非常に強い」勢力で日本に接近 28日水曜日ごろに日本を縦断の恐れ

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台風10号は発達しながら日本の南を北上し、「非常に強い」勢力で日本に近づく見込み。28日(水)ごろには関東から四国付近に上陸し、日本を縦断する恐れもあり、広い範囲で大荒れの天気になるでしょう。台風への早めの準備が必要となります。
台風10号「非常に強い」勢力で日本に接近へ

台風10号は、今日24日(土)3時現在、マリアナ諸島付近を時速10キロで北よりに進んでいます。今後、発達しながら北上を続け、27日(火)には「非常に強い」勢力で日本に接近する見込みです。さらに28日(水)ごろには関東から四国付近に上陸する恐れがあり、本州や北海道を縦断する可能性もあります。台風が近づくまえに、避難経路の確認や側溝の清掃、屋外の飛ばされやすい物をしまうなど、早めの対策をすると良いでしょう。なお、台風の進路には幅があり、今後変わる可能性もありますので、最新の台風情報を確認しましょう。
台風の接近の前から大雨の恐れも

台風10号が「まだ遠い」や「私の住んでいる地域は予想進路に入っていないから安心」と思っている方もいるかもしれませんが、油断はできません。台風が近づく前から海上では波が高くなるでしょう。まだ夏休みで海へのレジャーを予定されている方もいるかもしれません。海水浴場の情報を確認しましょう。また、日本付近には前線が延び、この前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、広い範囲で雷雨や大雨になる恐れもあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などにも注意が必要です。
台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて

沿岸部では、台風による高波や高潮の恐れがありますので、次の3つのことに注意しながら、備えることが必要です。1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。
大雨の備え

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

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