小池都知事が骨折 急な運動で思わぬケガや体の不調を訴える人も多い今 下半身を鍛えてケガ予防を!専門家に聞いた

8月6日に神宮球場でプロ野球の始球式に臨んだ東京都の小池百合子知事。ボールを投げる時に踏み出した左足を滑らせ、バランスをくずして膝関節を剥離骨折しました。
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思わぬトラブルに遭わないため、普段どんな運動や心構えが必要なのか専門家に伺いました。
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訪ねたのは中日ドラゴンズで2022年まで19年間、選手たちにトレーニング指導をしていた宮前岳巳院長の鍼灸院。小池知事の始球式について。(宮前岳巳院長)「しっかり準備されていたと思うが、マウンドで投げることに慣れていないので、足がちょっと滑ったというのが骨折の一番の原因だと思う」宮前院長の見立てでは、傾斜のあるマウンドで下半身の踏ん張りがきかず、バランスを崩した。靴底が滑りやすい素材だったかもしれないが、普段は経験することがない傾斜のあるマウンドでの対応がうまくできなかったからと思うということです。
いずれにしても日常生活に支障をきたすような運動トラブルは防ぎたいところ。街の人にも聞いて見ました。
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(40代男性)「町民運動会で転んだ。気持ちだけ前にいって体がついてきていないという」(宮前岳巳院長)「全力で走るということを、かなりの期間やっていなかったことが想定される。そういう人の一番の原因は膝がしっかり上がっていないところ」
そして、こちらの男性は…
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(50代男性)「荷物を取りに動こうとした瞬間に急にちょっと走ると肉離れ」(宮前岳巳院長)「肉離れが起こる、よく言われる理由は体の水分量がなくなっていく。(対策は)水分補給をしっかりする。膝を曲げる、股関節を曲げるなど筋肉を緩ます動作を入れながら動き出すとなりにくい」さらに、こんなトラブルも…。
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(40代女性)「バドミントンを会社の人たちとした。次の日に筋肉痛になって、コテ(カールアイロン)で髪の毛が巻けなくなった」(宮前岳巳院長)「(原因は)手を上に上げる動作を日常的にやっていないこと。(対策は)終わってからストレッチをする。痛いなら筋肉を冷やす」いずれのケースも、自分が思っているほど体は動いていないというズレが起きているのです。(宮前岳巳院長)「年齢によって一番弱ってくるのは下半身。(大事なのは)バランスと柔軟性と筋力。下半身の中でも重要視しているのが股関節の機能性と筋力」
そこで、ケガを予防するための簡単なエクササイズを宮前院長に教えていただくことに。
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まずはこちら、目を閉じて約30秒片足立ちがキープできたら、筋力については、お墨付きを出せるということです。この運動を繰り返しすることで下半身の筋力が鍛えられるといいます。
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そして、壁に手をついて片足ずつ前後に動かす股関節の運動。(宮前院長)「気をつけるのは股関節を中心に動かすこと」股関節の柔軟性に特化したこの運動、前後に5回ずつ2セット毎日続けると良いということです。
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最後に、お尻の筋肉を鍛えることも大事。(宮前院長)「(横向きに横たわり)体が後ろに倒れないように、膝を上に上げていく」この運動を毎日左右5回ずつ2セット行うだけでも良いとのことです。ご覧いただいたように普段から下半身を鍛えることが、とても大事。ケガの予防の為にも隙間時間を使って動かすこと。これが生活の一部になると理想だと、宮前院長は話します。

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