貴重な“石斧”も発見!?夏休み中の児童が“遺跡発掘”体験に夢中!「考古学勉強してくれたら」

夏休み中の小学生たちが様々な体験を通して学びを深めています。新潟県村上市では縄文時代の遺跡で発掘に挑戦!児童たちは夢中になって約4000年前を生きた人たちの足跡を探していました。

8月6日、村上市にある縄文時代後期の遺跡「上野遺跡」を訪れたのは、県内の小学生12人。県埋蔵文化財センターが行う考古学教室の一環として発掘に挑戦しました。

【児童】
「縄文人が使っていたものを掘ってみたい」

【児童】
「縄文土器のかけらを見つけたい」

今年で8年目となる上野遺跡の発掘調査。縄文時代に集落が形成されていたと見られていて、土器や石器が多く出土しています。

【記者リポート】
「発掘作業開始から約15分。だんだんと土器の一部や破片とみられるものが見つかっています。」

児童の発掘への熱が冷めることはなく約30分間、夢中になって発掘作業に取り組んでいました。

【児童】
「掘って土器が出てくるところがおもしろかった」

【児童】
「意外と難しくて、とるのが大変だったけど、お皿みたいなものもとれて楽しかった」

中には発掘されるのが比較的珍しいという石器をみつけた児童も。

【児童】
「結構大きいのがあるので掘ってみたら“石斧”でうれしかった。けっこう重いからこれを(縄文人が)使っていたのだと思うとすごいと思った」

【県埋蔵文化財調査事業団 加藤学 専門調査員】
「たくさん土器や石器が出てきて楽しそうな笑顔が見られてとてもよかった。きょうの経験を一つのきっかけに今後、考古学を勉強するような子どもが少しでも現れてくれればうれしい」

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