メーカー公式サイトが注意喚起! 『浄水器の水』を貯め置きできる時間は…

おいしい水を自宅で手軽に楽しむのに便利な『浄水器』。「子供が生まれたのをきっかけに取り入れている」という家庭も多いのではないでしょうか。
浄水器の水を安心・安全に使うためには、『貯め置き』に注意が必要です。
本記事では、浄水器メーカーとしても知られる株式会社ダスキンの公式サイトより、浄水器の水を保存できる時間やその理由について解説します。
浄水器とひと口にいってもタイプはさまざま。なかでも蛇口に直接取り付けるタイプや浄水用に専用蛇口を設けるタイプは、ひねるだけでいつでも気軽に浄水を使える手軽さが人気です。
しかしすぐに冷えた水を飲めないため、ボトルに入れて冷蔵庫で冷やす人も多いでしょう。ダスキンによると、この『貯め置き』した水の保存期間を守ってほしいとのことです。
浄水の貯め置き時間は、冷蔵庫など、冷暗所でも24時間程度にしてください。
ダスキン ーより引用
冷蔵庫に水を入れていたとしても、保存できる期間はわずか1日です。この注意喚起に、「それほど短いとは…」と衝撃を受ける人も多いかもしれません。
ボトルに水を入れたら日付を書き、次の日までには飲み切るよう管理しておきましょう。
水道水から不純物を取り除いて作られる浄水は、いつも以上にきれいなはず。それにもかかわらず、「なぜ貯め置きできる時間が短いのか…」と疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。
ダスキン公式サイトでは、この理由も分かりやすく解説してくれています。
残留塩素を取り除いた浄水は、ペットボトルなどの容器の口や内部に付着していたり、その口から入った一般細菌の繁殖を抑えることができないためです。
ダスキン ーより引用
水に含まれる塩素は『悪者』として認識されがちですが、実際には水の安全を守るために重要な役割を果たす存在です。浄水器の作用で塩素が取り除かれてしまうからこその注意点を、頭に入れておきましょう。
浄水器を通した水を自動製氷機に通すこともおすすめできません。タンク内に浄水が長期間放置されると、雑菌が繁殖してしまうためです。浄水器の水で氷を作りたい場合は、タンク内の水を24時間以内に交換するよう注意してください。
なお一度氷になってしまえば雑菌は繁殖しないため、そのまま保存できます。
水をよく飲む人にとって、浄水器は欠かせないアイテムです。塩素を除去する能力に優れているからこそ貯め置き時間に注意し、家族みんなで浄水を安心・安全に楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]

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