国立公園や工場見学、無料施設も! 夏休みの格安「穴場レジャー」を節約アドバイザーが紹介

夏休みが始まり、旅行計画を立てている方も多いのではないでしょうか。レジャー費はメリハリを持たせることが大切です。少ない予算でも楽しめる関東メインの格安レジャーをご紹介します。
意外と穴場「国立・国定公園」

混んでいるレジャー施設よりも、待ち時間が少なくお金もかからないスポットが、「国立・国定公園」です。現在日本には、国立・国定公園が約90カ所もあります。国立公園は国が、国定公園は都道府県が管理している公園で、どちらも日本の景勝地の中でも特に傑出した地として指定された自然公園。美しい自然に加え、ハイキングコースやアスレチックなどがあるところも多く、子どもから大人まで楽しめます。

また、国立・国定公園の多くは駐車場が大きく、休日でも安心。テーマパークなどに比べて入場料も安く家族の人数が多くても負担になりにくいでしょう。

しかも「飲食物持ち込みOK」のところが多数。お弁当を作って持っていけば、安くて充実した旅行を楽しむことができます。食事などで出たゴミは個人で持ち帰るなどマナーを守って楽しみましょう。
総合型の公園は家族みんなで楽しめる

総合型の公園は、小さなお子さん連れでも楽しめます。「群馬県立金山総合公園」では、入場料・駐車場は無料で、自然や生き物とのふれあいや観察だけではなく、遊具や季節ごとのイベントも用意されているので、1日中楽しめます。

「海なし県」の栃木県にある「鬼怒グリーンパーク」では、「水との出会い」をテーマに自然と水と触れ合える広場やアスレチックを中心とした施設が人気です。

茨城県にある「国営ひたち海浜公園」は、海抜100mからの眺望を楽しめる大観覧車をはじめ、ジェットコースターなど多彩なアトラクションが揃う遊園地「プレジャーガーデン」のほか、林間アスレチック広場やバーベキュー広場など、食事・スポーツ・ピクニック……遊び方は十人十色。魅力いっぱいの公園です。
体験もできて楽しい! 工場見学

全国にはさまざまな工場見学ができる施設があります。無料で開館中であればだれでも入場できる場合もありますが、工場によっては予約が必須のところもあります。また、手作り体験には予約と別途料金が発生することがほとんどですので、事前に調べて必要なら予約を済ませておきましょう。

他にも飲食併用型の工場もあります。有名なところでは、群馬県にある「こんにゃくパーク」は、工場見学、無料バイキングがあります。有料ではありますが、体験コースや詰め放題もあって、お得感満載です。

明太子のかねふくが運営する「めんたいパーク」は、全国6か所にあり、できたて明太子の直売店、めんたいミュージアムやフードコーナーなどがあり、家族連れやカップルでも、大人から子供まで楽しめます。

桔梗信玄餅で有名な山梨県にある「桔梗屋信玄餅工場テーマパーク」では、桔梗信玄餅を手作業で包む工程を見ることができ、敷地内にある「グリーンアウトレット1/2」では、アウトレット商品が格安で購入できるだけはなく、桔梗信玄餅を専用の袋にいっぱい詰めて220円の詰め放題が人気です。
無料のおでかけスポットで楽しむ

全国には無料で入場できるスポットがたくさん存在します。

人気なのは展望台。無料展望台の例として、東京都では「東京都庁展望室」や「文京シビックセンター展望ラウンジ」「丸ビル35階展望フロア」などがあります。

他にも体験型の無料スポットとして人気なのが、全国各地にある「交通公園」です。遊びながら交通ルールが学べて、自転車やゴーカートなどの乗り物体験もできて、楽しめます。他にも、防災体験スポットや「防災センター」もいざという時の訓練にもなっておすすめです。都内ではいくつかありますが、東京消防庁都民防災教育センターの「防災館」では、地震・水害、火災・応急手当、暴風雨といった総合的な防災を体験して学ぶことができます。防災体験ができる施設は、全国各地域にありますので足を運んでみてはいかがでしょうか。
ついでに自由研究も終わらせる

お子さんを持つご家庭では、夏休みの自由研究に頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。

例えば、この7月には新紙幣が発行されたので、造幣局へ行ってみるとヒントが隠れているかもしれませんね。予約制の場合もありますが、科学技術館、科学博物館、水の科学館、自然史博物館、宇宙科学館といった公共の施設では、自由研究のためのワークショップなどが開催されていることがあります。また、航空会社、家電メーカー、エネルギー関連など企業のショールームでも同様のイベントを開催していることがありますので、早めにホームページ等でチェックしてサクッと終わらせたいですね。

限られた予算でも、場所を選べばまだまだ格安で楽しめるスポットはたくさんあります。ただし、お土産を買いすぎて予算オーバーにならないように気を付けましょう。

丸山晴美 外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している この著者の記事一覧はこちら

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