見知らぬ土地に引っ越す際、近隣にどのような人が住んでいるのか気になるのは自然なことでしょう。
アメリカのテキサス州に住む、ケリー・マクダフ(kellyann2339)さんは新しい家に移り住むことになりました。
彼女は新居で撮影した、11秒間の短い動画をTikTokに投稿。
その内容に大きな反響が上がりました。
引越し当日、新居の向かいの家に住む男性がケリーさんの家にやってきたのだそう。
52年間もそこに住んでいるという、98歳のその男性は、彼女にこういったのです。
「あなたたちがここを私たちと同じくらい気に入ってくれたら嬉しいよ」
そして男性は、ケリーさんたちを歓迎する気持ちを込めてケーキをプレゼントしたのです。
I love it here
動画には帰っていく男性の後ろ姿と、感極まって涙ぐむケリーさんの表情が映っています。
「私はここが大好きです」とつづられたこの動画には、230万件の『いいね』が寄せられました。
・あなたはまさに隣人の宝くじに当たったね。
・ぜひ彼を夕食に招待してあげてほしい!
・100年近い知識をもつ人と知り合えるなんて、とても素敵なことだよ。
・これって昔は隣人同士がお互いにしていた、普通のことなんだよね。
翌日、ケリーさんはレモンパイを作って、男性の家に届けました。
前日の感謝の気持ちを伝えると、男性は「そんなことしなくていいのに。でもレモンパイは大好きだよ。嬉しいな」と喜んでくれたそうです。
引っ越してきた人が近所に挨拶をすることはありますが、隣人が歓迎の贈りものをするのは珍しいのではないでしょうか。
現代は近所付き合いなどの人間関係が希薄になっているといわれます。
そんな中で近所の人と仲よくなり、心温まる交流ができたら、毎日の生活も楽しくなるでしょう。
ケリーさんの経験は、人とのつながりの大切さを思い出させてくれますね。
[文・構成/grape編集部]