すぐにできる熱中症対策、外出時は“手にアレを持つ”だけ 『あさイチ』で紹介

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9日放送の『あさイチ』(NHK)にて、出かける際などにも便利な、手軽にできる熱中症対策について紹介。Xでも反響を呼んでいる。

連日、各地で猛烈な暑さが続いており、きょう9日も東京都心では正午に34.4℃を記録。熱中症警戒アラートが発表されている地域もあるなど、暑さへの厳重警戒が呼びかけられている。
この日の番組では「暮らしに役立つ令和の新常識」として、すぐにできる暑さ対策について紹介した。

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番組によると、熱中症の予防として、冷やすとよいのが「手のひら」だという。
手のひらには、動脈と静脈をつなぐ「AVA」という血管があり、体温が上がるとこの血管が開いて多くの血液が流れ、熱を逃がす仕組みになっている。そのため、手のひらを冷やすことで、冷えた血液が全身にめぐり、体温を下げやすくなるとのこと。この方法は、夏の甲子園でも高校球児の暑さ対策として取り入れられている。

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実際、番組内の実験で気温28.5℃の体育館を20分間ウォーキングしたところ、手のひらを冷やすのとそのまま歩くのとでは、腕や胸周りの温度の上がり方に違いがみられた。
ただ、あまり冷やしすぎるとAVAが閉じて熱が放出できないため、効率よく冷やすには15℃ほどのペットボトルを手で持つのがよいとしている。
ペットボトルをちょうどよい温度にするには、買ったばかりのものや冷蔵庫から出したものを、15分ほど室温に置いておくと15℃ぐらいになる。時間がない場合には、タオルなどを巻いてから手で持つとよいという。
ただし、手のひらを冷やすのはあくまでも熱中症予防の場合のみ。熱中症になってしまい、すぐに体温を下げなければいけない状態の場合には、首周りやわきの下、太ももの付け根といった太い血管が通っている部分をすみやかに冷やすよう呼びかけている。

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簡単な暑さ対策に、Xでは「手のひらを冷やす、冷たいペットボトル握る。メモメモ」「手のひら冷やすの知らんかった~」「手のひらで冷たいもの触ると熱中症予防になる、という情報はありがたい」との声が。
また、「熱中症対策で手のひら冷やすと良いっていうなら、日傘の持ち手のところにつける用の保冷剤的なものがほしいね」というアイデアも見受けられた。

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