クロス・マーケティングは、「語学に関する調査(2024年)」の結果を2024年7月3日に発表した。調査は2024年6月21日~22日の期間、全国の20~69歳の男女1,100人を対象にインターネットにて実施したもの。
母国語以外にやりとりできる外国語があるかと尋ねたところ、「やりとりできる外国語がある」は25.3%で、「だいたい問題なく使える」「ネイティブなみに使える」は1割に満たない結果だった。
一方、20代男性を見ると、4割が「やりとりできる外国語がある」と回答したほか、「だいたい問題なく使える」(12.7%)、「ネイティブなみに使える」(5.5%)、「がんばればなんとか使える」(22.7%)など、いずれも平均よりも割合が高い傾向がみられた。
外国語の習得意向をみると、「特に興味はない」(43.8%)に次いで、「一つの言語でも日常会話ができるようになりたい」(21.4%)、「一つの言語だけでも流ちょうに使えるようになりたい」(11.0%)と続き、「外国語を使えるようになりたい」人は、約半数だった。
一方、20代の回答をみると「流ちょうに使えるようになりたい」が32.3%と高く、「外国語を使えるようになりたい」人は61.8%であることが明らかに。
外国語が使えたらいいと思ったシチュエーションを尋ねたところ、1位は「海外旅行に行くとき」(28.3%)、2位は「外国の方に道を聞かれたとき」(18.6%)、3位は「外国語の映画やドラマを見るとき」(16.3%)との結果に。また、「困っている・迷っていそうな外国の旅行者をみたとき」(15.6%)もランクインし、訪日外国人を助けるために使いたい意向がみられた。
あわせて、覚えたい・上手くなりたい外国語をみると、「英語」(56.2)が圧倒的に多い結果に。2位にあがった「韓国語」(12.5%)は、特に女性に支持されていることが判明した。
外国語で助けたり・助けられたりしたエピソードをみると、「Google翻訳で道案内をして少し助けられた」「片言の英語であったが案内することができた」「単語、身ぶり等でも以外に通じる」など、頑張って何とかやりとりできたとのコメントが寄せられた。