使い方に悩む電子レンジの『オートメニュー』 企業の手ほどきに「メモした」「理解しました」

電子レンジのオートメニューは、あらかじめ設定された時間と出力で食品を自動的に加熱する便利な機能です。
しかしオートメニューを使っても、加熱ムラができたり上手に温まらなかったりした経験はありませんか。
HITACHI(日立)の公式サイトでは、オートメニューで食品を上手に温めるコツを紹介しています。
少量の食品をオートメニューで温めると、センサーが食品を正しく測れず発煙や発火の危険性があります。
温めたい食品が少量の場合は、オートメニューを使わずに手動で時間を設定し、様子を見ながら加熱するようにしましょう。
また飲み物を温める場合は、容器の7~8分目まで入れてください。徳利にお酒を入れて温める場合は、くびれた部分より1㎝下くらいまで入れるのがポイントです。
少量をオートメニューであたためると、加熱しすぎになり、突然沸とう(突沸)して飛び散ることがあります。少量をあたためるときは、手動調理で様子を見ながら加熱してください。
日立 ーより引用
なお電子レンジで温められる分量は機種によって異なるので、使っている電子レンジの説明書で確認してください。
容器選びにも注意が必要です。使用する容器は、食品の分量と同じくらいの重さのものを選びましょう。食品を入れた時に容器の7~8分目になる大きさのものがおすすめです。
食品の分量と容器に差がありすぎると、電子レンジの重量センサーが正しく反応しない場合があります。
飲み物の場合は、高さのない広口のマグカップやコップを使うことも意識しましょう。
容器のふたをしたまま温めると、センサーが食品の表面温度を正しく測れずうまく温まりません。はじけたり飛び散ったりする恐れがある食品は、ラップをかけるようにしましょう。
フラットタイプの電子レンジの場合、食品を端に置くとセンサーが正しく測れないため、うまく温まりません。
複数を同時に温める場合は、食品の分量や容器の大きさ・重さをそろえ、食品同士を少し離した上で中央に置いてください。
ただしターンテーブル式の電子レンジの場合は、真ん中から少しずらして食品を置くのがポイントです。
ターンテーブル式の場合は、テーブルが回転することによってマイクロ波を均一に当てる仕組み。真ん中に食品を置いているとテーブルが回転しても位置が変わらず、温まり方にムラができてしまいます。
飲み物はよくかき混ぜてから温めましょう。そのままにしていると、飲み物が2層に分かれるため突沸が起こりやすくなります。
オートメニューを上手に使いこなせば、電子レンジ調理がさらに楽しくなります。使い方のコツを理解し、電子レンジで上手に加熱してくださいね。
[文・構成/grape編集部]

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