県立高校の男子生徒自殺 “本心を十分に伝えられないまま”別の大学に推薦合格「無力感や焦燥感」第三者委員会が調査報告

三重県の県立高校に通う当時3年生の男子生徒がおととし8月に自殺した問題で、弁護士や臨床心理士で構成する第三者委員会は県の教育委員会に対し、進路指導の体制の見直しなどの再発防止策を提言しました。
第三者委員会はこれまで、男子生徒が自殺に至った背景などを調査してきました。男子生徒は進学を希望する大学がありましたが、部活動の顧問から提案された別の大学への推薦合格が決まっていました。第三者委員会は、「進学についての本心を顧問や教員に十分に伝えられないまま、進学先が決まったことへの無力感や焦燥感」を男子生徒の自殺の原因の一つとして結論づける調査報告書をとりまとめました。その上で、県の教育委員会に対し、進路指導の体制の見直しなどの再発防止策を提言しました。
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