暑さのピークは14日 関東でも35℃予想 15日~16日は前線北上 大雨のおそれ

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この先も季節外れの暑さが続いて、暑さのピークは14日(金)。関東でも内陸を中心に35℃くらいまで上がり、猛暑日になる所がありそうです。万全な暑さ対策が欠かせません。15日(土)~16日(日)は前線が本州付近まで北上し、西日本を中心に大雨になるおそれもあります。最新の気象情報にご注意ください。
明後日14日(金) 暑さのピーク 熱中症に警戒

今日12日(水)は今年一番の暑さになった所が多く、福島県伊達市(梁川)では全国で今年初の猛暑日(最高気温が35℃以上)になりました(昨年は5月17日に岐阜県揖斐川町)。真夏日(最高気温が30℃以上)地点数は今季最多の320地点以上になり(午後4時まで)、東京都心も今年初の真夏日になりました。明日13日(木)と明後日14日(金)も東北から九州では日差しが照りつけて、季節外れの暑さが続きます。今回の暑さのピークは14日(金)で、広い範囲で真夏日になるでしょう。今日より真夏日地点はさらに増えて、前橋など関東の内陸を中心に猛暑日になる所がありそうです。東京都心も32℃まで上がり、今日よりさらに暑くなりそうです。暑さはできるだけ避けて、室内ではエアコンを適切に使いましょう。屋外で作業される方は、こまめな水分補給と休憩をいつも以上に心がけてください。また、学校での体育の授業や部活など外での運動を行う際も万全な熱中症対策が必要です。
熱中症の応急処置のポイント

熱中症はできるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は次のような応急処置が必要です。①涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く体を冷やしてください。②衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。③水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
沖縄・奄美 14日(金)にかけて 土砂災害などに十分注意

本州付近は高気圧に覆われている一方で、梅雨前線は明日13日(木)にかけて奄美付近に停滞する見通しです。奄美地方では明日13日(木)にかけて局地的には道路が川のようになるほどの「非常に激しい雨」が降り、大雨の続くおそれがあります。沖縄本島地方も明日13日(木)にかけて、局地的に激しい雨や雷雨になるでしょう。これまでの大雨で、すでに地盤の緩んでいる所や増水している川があります。今後、少しの雨でも土砂災害などの大雨災害のリスクが高まるおそれがあります。梅雨末期の大雨になっていますので、最新の情報にご注意ください。
15日(土)~16日(日) 西日本を中心に大雨のおそれ

15日(土)は梅雨前線がやや北上し、16日(日)にかけて本州付近に近づくでしょう。前線上には低気圧が発生し、暖かく湿った空気が次々に流れ込むでしょう。15日(土)は西から次第に雨の範囲が広がり、東海や関東でも夜は雨の降る所がありそうです。九州から近畿では、15日(土)の日中を中心に激しい雨が降る所もあるでしょう。東海や関東甲信では16日(日)の明け方から朝は、ザッと雨の降り方が強まりそうです。西日本を中心に大雨になるおそれもありますので、最新の気象情報にご注意ください。平年より遅れている今年の梅雨入りですが、早くてこのタイミングで、九州北部や中国地方、近畿、東海、関東甲信、北陸、東北南部では「梅雨入り」発表があるかもしれません。
21日(金)以降 雨の降る日が多い 遅くても「梅雨入り」

沖縄では晴れ間のでる日が増えて、「梅雨明け」間近になりそうです。那覇市では20日(木)以降は厳しい暑さが続くでしょう。九州から関東甲信、北陸では、21日(金)以降は雨の降る日が多くなりそうです。15日(土)と16日(日)に「梅雨入り」とならなくても、6月下旬には広く梅雨入りする可能性が高く、本格的な雨のシーズンを迎えるでしょう。できるだけ早めに大雨への備えをしておいた方が良さそうです。日差しが少なくても、最高気温は30℃くらいまで上がる日もあり、ムシムシとした不快な暑さになるでしょう。室内ではエアコンで過ごしやすい環境にして、お過ごしください。

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