ロシアの防空体制に穴。
ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2024年6月9日、ロシアのアストラハン州にあるアフトゥビンスク飛行場に駐機されていた最新ステルス戦闘機Su-57を攻撃したと発表。損傷したSu-57を上空から捉えた衛星画像も公開しました。
世界に衝撃!ロシア軍が誇る「最新ステルス戦闘機」を破壊か 超…の画像はこちら >>Su-57(画像:ロシア国防省)。
Su-57は、アメリカ製のF-22「ラプター」戦闘機やF-35「ライトニングII」戦闘機などと同じ、いわゆる第5世代戦闘機に分類されます。ステルス性を兼ね備え、パイロットをサポートする人工知能も搭載。機体と連携する無人機「S-70オホート二ク」も開発されています。世界最強の一角を占める戦闘機ではありますが、生産はあまり進んでおらず、少数の配備にとどまっています。 今回、Su-57が攻撃を受けたアフトゥビンスク飛行場は、前線から589km離れた場所にあります。公開された衛星画像を見ると、滑走路に焼け焦げた跡や穴ができており、機体も損傷していることが確認できます。GURは、Su-57が破壊されたのは史上初のケースとしています。 ウクライナ国防省は、どのように攻撃したのかについては明らかにしていません。ウクライナ軍は、ロシア領内にある石油精製施設や早期警戒レーダーに対するドローン攻撃を行っており、今回の攻撃にもドローンが使用された可能性があります。