自宅のドラム式洗濯機で乾燥運転をしたのに、しっかりと乾かなかった経験はありませんか。
「洗濯機の調子が悪いのかな?」と心配になってしまいます。乾燥ムラができる原因と対処法について見ていきましょう。
ドラム式洗濯機の乾燥機能をいつも通り使っているにもかかわらず、乾きが悪いことがあるのはなぜなのでしょうか。
大手総合電機メーカーの『HITACHI(日立)』の公式サイトでは、洗濯機の乾燥機能を使っても洗濯物の乾きが悪かったり、乾燥ムラになったりする原因と対処法を紹介しています。
日立によると、乾燥機の乾きが悪い原因の1つに洗濯機のお手入れ不足が考えられるのだそう。洗濯物をしっかり乾かせるように、次の箇所のお手入れに問題がないか確認しましょう。
乾燥フィルターを搭載している機種の場合、ホコリやゴミで目詰まりすると乾燥ムラが起こることがあります。乾燥フィルターは乾燥運転を行った時に毎回お手入れしましょう。
乾燥フィルターが搭載されていない機種の場合は、次のように対処してください。
乾燥フィルターレス機種は、乾燥が終わった後に槽洗いコースを行うと、運転時に溜まった槽内のホコリを洗い流すため、次に乾燥運転したときに乾きやすくなります。
日立 ーより引用
糸くずフィルターに糸くずが溜まると、乾燥ムラの原因になります。乾燥ムラを防ぐためにお手入れしましょう。
乾燥運転を行う時も水を流して乾燥させるため、スムースに排水できないと乾きにくくなってしまいます。
排水口が詰まっていないか、排水ホースがつぶれていないかなどを確認してください。
洗濯槽内の汚れが、乾燥を阻害している可能性があります。槽洗浄コースの運転を行うと、洗浄槽に溜まった汚れや内部の乾燥経路の汚れを除去することができるでしょう。
洗濯物を乾かしやすくするポイントも確認しておきましょう。
洗濯機をお風呂の近くなど湿気の多い場所に設置している場合、湿度が高くなって乾きにくくなるため十分に換気を行いましょう。
乾きにくい厚手の洗濯物と一緒に乾燥させると、ほかの洗濯物も乾きにくくなってしまいます。厚手のものと薄手のものは分けて乾燥させましょう。
洗濯機に入れる洗濯物の量が多すぎると、乾燥時間が長くなったり乾燥ムラができたりすることがあります。
絡みやすい洗濯物が多いと乾燥ムラになりやすくなります。また、洗濯槽に洗濯物が押し付けられた状態だと、生乾きのままで運転が終わってしまうことがあります。
脱水運転が終わったら一時停止して洗濯物を手でよくほぐし、乾燥運転を行いましょう。
乾燥運転を行っても十分に乾いていない時の原因の1つとして、洗濯機のお手入れ不足が考えられます。乾燥運転後は毎回お手入れしましょう。また、洗濯物を乾かしやすくするポイントも確認し実践しましょう。
[文・構成/grape編集部]