2020年11月、他人名義のクレジットカード番号などを利用して、新潟市内の商品券販売事業者から商品券30枚をだましとった疑いで、福岡県に住む58歳の男と熊本県に住む34歳の女が逮捕されました。
私電磁的記録不正作出、不正作出私電磁記録供用、詐欺の疑いで逮捕されたのは、福岡県北九州市に住む無職の男(58)と熊本県菊池市に住む職業不詳の女(34)です。
容疑者2人は2020年11月4日、共謀のうえ、他人名義のクレジットカード番号などを利用して商品券をだまし取ろうと考え、男が新潟市内の商品券販売事業者のホームページにアクセス。
クレジットカードの名義人になりすまして代金を支払うように装い、商品券30枚(販売価格合計1万5000円)の購入を申し込み、配達先を女の自宅に指定して、商品券販売事業者事務員に不正作出した電磁的記録を閲覧させ、商品券30枚を配送させてだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、事件は商品券販売事業者から被害の届け出があったことから発覚し、その後の捜査で男らの関与が発覚したことから逮捕に至ったということです。
容疑者2人は面識はなく、SNS上でつながり、共謀して犯行に及んだといいます。
調べに対し、女は「間違いない」と容疑を認める一方で、男は「事件に関与しているかがわからない」と容疑を否認しています。
警察は商品券30枚の使い道や、クレジットカード番号の入手方法について詳しく調べているほか、2人に余罪があるかどうかも含めて捜査を進めています。