元格闘家のエンセン井上容疑者、麻薬密輸の疑いで逮捕 16日に「薬物はやめてください!」とSNS投稿

埼玉県警などは23日、元格闘家のエンセン井上(本名・イノウエ・エンセン・ショウジ)容疑者(57)を麻薬取締法違反(輸入)容疑で逮捕した。4月18日に米ハワイ州から麻薬成分を含んだチョコレートを国際宅配便で自宅に発送し、同24日に成田空港に到着させた疑い。空港で東京税関が発見したという。容疑はニュージーランド国籍で妻ノマッキャン・サラ・ジェーン容疑者(37)との共謀。
ハワイ州出身のエンセン容疑者は「大和魂」のキャッチフレーズで総合格闘技PRIDEなどで活躍した。08年12月に大麻取締法違反で執行猶予3年の判決を受けたのち、10年4月に6年ぶりのリングに立ち勝利。当時は「まじめになって、いろいろな経験をした」とコメントしていた。
近年では1分間最強を決める格闘技大会「BreakingDown(ブレイキングダウン)」に関わっていた。16日に投稿した自身のX(旧ツイッター)では出勤途中に見かけたという、上半身裸になって路上で不審な動きをみせる男性の動画を投稿。「私たちが住んでいる世界は狂っています。薬物はやめてください!」とコメントしていた。

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