しばらく使っていなかったアルミホイルを見たら、買った時と色や状態が違っていたことはありませんか。もしも「何だか変色してるかも」と思ったら、そのまま使い続けるのはやめたほうがいいかもしれません。
ライフスタイルによっては、あまりアルミホイルを使わないという人もいるでしょう。一度買ったものの、長期間使わずにキッチンや収納棚に入れっぱなしになっているかもしれません。
ただ、もしも次に使う時にアルミホイルが変色しているようであれば、そのアルミホイルは使わないようにしてください。パルシステムの公式サイトによると、アルミホイルの変色は腐食、つまりサビが発生している可能性があるそうです。
保管環境の影響を受けやすく、湿気の多い場所や温度差の激しい場所などに保管された場合には結露が発生し、それがホイル内部に吸収され、外気に触れにくい(湿気が滞留しやすい)中央部のみが乾燥せずに腐食してしまいます。
パルシステム ーより引用
アルミホイルの原料であるアルミニウムは、水分や塩分・酸・アルカリの耐久性が比較的低いため、多湿や温度差に弱いとのこと。それが原因で酸化腐食現象というものが起きてしまい、サビになるのだそうです。
酸化腐食は徐々に進み、初めはアルミホイルが少し粘る程度の変化ですが、やがて色が乳白色、茶褐色、黒色の順に変わってホイル同士がくっ付くようになり、最終的には白い粉状になってしまうのだとか。
もしもご自宅に長期間使っていないアルミホイルがあるのなら、念のため確認してみてはいかがでしょうか。もしも粘り気が出ているようなら、酸化腐食が始まっているかもしれません。
なお、パルシステムによると、多少の変色なら使っても大丈夫とのことです。とはいえ、粉状のものが指に付くようになったらアルミが劣化している証拠のため、食品には使わないようにしましょう。
身近で便利なアルミホイルに隠されていた意外な事実。「まさか腐食とは…」と驚いた人も多いかもしれません。これからはたまに使うだけのアルミホイルも、保管場所を工夫したり、時々状態をチェックしてみましょう。
[文・構成/grape編集部]