成田市の成田山新勝寺が会場の第82期名人戦七番勝負第2局で、24日の2日目でも両棋士が休息に糖分を摂取しようと市内店舗のスイーツを食べた。「なりた勝負おやつ」の10候補の中から藤井聡太八冠(21)と豊島将之九段(33)は、そろって参道に構える団子屋のみたらし団子を選んだ。
藤井八冠は午前に参道で営む「後藤だんご屋」の「やきだんご」を選択。千葉県産しょうゆで作るみたらしをくぐらせた一品。午後には老舗和菓子店「なごみの米屋」の「ぴーなっつ最中(もなか)」を食した。昨年に販売25周年を迎えた参道土産の定番だ。
豊島九段は前日と同様に午前のおやつを注文せず、午後に藤井八冠も選んだやきだんごを食べた。
昼食メニューは参道の老舗「國之家」が担当。藤井八冠は同市産サツマイモの「紅あずま」を使用した「上天重」を食べた。豊島九段は参道名物の「上うな重」を選んだ。
名人戦の2日間に開かれた大盤解説会や指導対局など関連イベントに参加した将棋ファンは「勝負おやつを食べて帰りたい」と話していた。