雨が降っている中自転車を運転する際は、レインウェアが大活躍。しかし着用方法によってはケガや事故につながる危険性があるそうです。
そこで本記事では、国民生活センター発行の『くらしの危険』に掲載された、自転車運転中にレインウェアを使用する場合の注意点について紹介します。
傘を片手でさしながら自転車を運転することは、道路交通法第71条で禁止されています。
そこで雨の日に活躍するのがレインウェアですが、裾部分が駆動部に巻き込まれたり、フードで視界が遮られたりして、ケガにつながる危険性もあるそうです。
レインウェアの裾や付属している紐などが自転車の駆動部に接触して巻き込まれると、転倒する危険性があります。使用する前に、接触している部分がないか確認しましょう。
ロングポンチョは、自転車の前かごまで覆う長めのレインウェアです。かごの荷物を雨から守れるメリットはありますが、風が強いとあおられて舞い上がり、視界が遮られてしまう恐れがあります。
フードを正しく調整していないと、首の動きにフードが付いて来ず、左右の視界が遮られる可能性も。
フードが顔に密着するように調整した後、自転車に乗る前に首を左右に動かし、視界が確保できるかを確認しましょう。
レインウェアを着用する際、収納袋を前かごに入れた状態で運転する人もいるでしょう。その際は以下の点に注意してください。
レインウェアの収納袋を前かごに入れて運転する場合、前かごの目が粗いと、収納袋の口を絞める紐が垂れ下がることがあります。前輪に接触した場合、巻き込まれて前輪が停止し転倒する可能性があるので、短く束ねましょう。
くらしの危険 ーより引用
レインウェアを着用して自転車に乗ることで雨から身体を守れますが、正しく着用しなければケガや事故の危険があります。
駆動部に裾が触れていないか、視界を遮っていないかなどを十分確認した上で、走行してください。
[文・構成/grape編集部]