新学期が始まり、新しいノートを買う人も多いだろう。真っ白な1ページ目に文字を書く瞬間はワクワクするもの。
ネット上では、あまりにも巨大なノートが話題を呼んでいて…。
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事の発端は、3月下旬に投稿されたあるXユーザーのポスト。内容としては、大阪・梅田のロフトでカバンに入らないノートを発見したというもの。拡散された画像には、コクヨでお馴染みのキャンパスノートが映っているのだが…。
大阪で発見されたキャンパスノート、規格外すぎるサイズに衝撃……の画像はこちら >>
よく見ると、通常の2倍の長さになっているのだ。調べたところ、こちらの商品は2015年に2冊連なった限定商品「2連キャンパスノート」として販売されていたことが判明。(※現在、ロフトで販売中の2連キャンパスノートは罫線が『ドット入り罫線』のノートで、15年の『コクヨハク』で販売していた、罫線にドットが入っていない定番キャンパスノートの2連ノートとは別の商品)
コクヨハクでは限定商品「2連キャンパスノート」を販売します!2冊のキャンパスノートが連なった工場で裁断前の状態で、ながーーーーーーーーーーーーいままお届けします。http://t.co/nyzu81aIRY #campus40th pic.twitter.com/LNQ93z8HH7
コクヨのぶんぐ (@kokuyo_st) March 26, 2015
なぜ、規格外の大きさのノートが再び目撃されているのだろうか。
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カバンや本棚に収まらないであろうノートは、見る者に衝撃を与えている。
ネット上では、「見付けたら光の速さで手に取ると思う」「年表、家系図、時系列整理する際、ツリー書く時に便利そうだな……」「使い方の模索が捗る」「謎の魔力がある」など、魅了される人が続出。
巨大ノートの正体を探るため、販売元であるコクヨ株式会社に取材したところ、様々なエピソードが明らかになったのだ…。
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まずは、「2連キャンパスノート」の販売場所について聞いた。Xを見ると、大阪・梅田のロフトで購入した人物がいたようだが、全国で売られているのか。
コクヨ株式会社の担当者は、「梅田ロフト、京都ロフト、草津ロフト、彦根ロフトほか23店舗と、関西地方のロフト店舗でお買い求めいただけます」と話す。
ロフトでは、3月9日から4月19日までロフト限定や先行販売商品、文具メーカーの新商品が集まる「文フェス 2024SPRING」を開催している。話題のノートはこのイベントで販売しているようだ。
一部のロフト店舗で販売した経緯に関して、担当者は、「昨年、ロフトの関係者の方々に株式会社コクヨ工業滋賀(コクヨのキャンパスノートを製造する工場)の工場見学にお越しいただきました。その際、コクヨ工業滋賀の取り組みにご共感いただいたことをきっかけに、文フェスでコクヨ滋賀工業の製造商品を展開いただくことになりました。その中で、特に『裁断前の2連キャンパスノートを目玉商品として販売したい』とおっしゃっていただいたことから、製品化が決定いたしました」と説明する。
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通常の2倍の長さのキャンパスノートとあって、どのように使うか気になるところ。
こちらの話題を振ると、担当者からは「弊社としても、皆さんの声から『こんなことにも使えるのか!』と気付かされることが多いです。2連ノートはページを広くお使いいただけるので、お子様がお絵かき帳としてお使いいただく際、はみ出しにくくダイナミックな絵を存分に描けるのではないかと思っています」「また、学習のシーンにおいては、古典の長文を筆記する際や歴史の学習で年表をまとめる際など、ページをまたがることなく書けるので達成感が得られるかもしれません。様々な可能性を試していただきたいです」というコメントが得られた。
たしかに、記入事項が多い世界史や日本史の年表をまとめる際、「2連キャンパスノート」は活躍しそうだ。ぜひ、自分だけのノートの使い方を模索してほしい。
※在庫は数量限定で流動的のため、記事配信時点で当該店舗での販売が終了している可能性があります。
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斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。