リチウムイオン電池は正しく使って! 国民生活センターの注意喚起に「気を付けます…」

スマートフォンやモバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、私たちの生活になくてはならないアイテムです。しかし使い方を誤ると、思わぬ事故の可能性があることを知っていますか。
独立行政法人国民生活センターの『くらしの危険』より、事故を防ぐための基礎知識を紹介します。
何度も繰り返し充電して使えるのが、リチウムイオン電池の特徴。非常に身近な存在だからこそ、正しい使い方を頭に入れておくことが大切です。
国民生活センターの『くらしの危険』では、使用時の注意点として以下の5つを挙げています。
1.充電端子に異常がある場合はすぐに使用をやめる
2.リチウムイオン電池が膨張していたら使用をやめる
3.接続する機器に適した充電器を使う
4.機器に熱がこもる環境に置かない
5.製造販売元や型式・仕様がはっきりしない商品は購入しない
リチウムイオン電池を正しく使用しなければ、発煙・発火するおそれがあり大変危険です。
スマートフォンやモバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオン電池は、毎日のように充電して使用します。日々の生活の中で、端子や電池に異常が生じていないかどうか、確認する習慣を身につけるのがおすすめです。
また異常を発見した際に放置しないことも重要。そのまま使い続ければ発煙・発火し、火事ややけどなどのリスクにつながる可能性もあります。
次の日に問題なく使えるよう、スマートフォンやモバイルバッテリーの充電をしたまま就寝する人も多いのではないでしょうか。以下の点に注意してください。
寝てしまうと発煙や発火といったトラブルに気付くタイミングが遅れやすいので、注意が必要です。
また「就寝前に充電中のスマホを触っていて、そのまま眠ってしまった…」ということもあるでしょう。スマホが起動したままの状態だと、表面温度がかなり高くなるため危険です。
敷き布団と掛け布団の間にスマートフォンを置き、充電しながら動画を連続再生したところ、1時間後にはスマートフォンの表面温度が50℃近くまで上昇しました。
就寝時など、発熱したスマートフォンに肌が長時間触れると、低温やけどを負うおそれがあります。
くらしの危険 ーより引用
私たちの生活をより便利にしてくれるリチウムイオン電池。安心・安全に使用するためには、そのリスクについて正しく認識しておくことが大切です。製造元が確かな製品を選び、きちんと適合する充電器を使用するようにしてください。
また昨今において、スマートフォンやタブレットは子供にとっても身近な存在です。国民生活センターの公式サイトで紹介されている情報を、家族全員で共有するのもよいでしょう。
[文・構成/grape編集部]

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