一見普通のレシート、隠された秘密に衝撃走る 「4つの品名」を続けて読むと…

我われ日本人にとって、五七調や七五調のリズムは特別な存在。もはや「DNAレベルで心地よく感じられる」といっても過言でなく、意識せず口にしたフレーズが、たまたま「五七五」となっていた経験はないだろうか。
なお現在X(旧・ツイッター)上では、こうした日本の美学の結晶ともいえる「驚きのレシート」が話題となっている。
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今回注目したいのは、クリエイター、俳優として活動するスミマサノリ氏が投稿した1件のポスト。こちらの投稿には「味ごのみ」「甘辛するめ」といった、定番おつまみの名前が印字されたレシートの画像が添えられている。
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一見すると何の変哲もないレシートだが…なんと、ポスト本文には「お花見のつまみを買ってレシート短歌が詠めました」と、衝撃のネタばらしが綴られていたのだった。

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商品名は上から「味ごのみ」「甘辛するめ」「イカリ豆」「するめそうめん」「ハッピーターン」となっており、完全に短歌の「五七五七七」のリズムを刻んでいる。

こちらのポストは投稿から数日足らずで1.5万件以上ものリポストを記録し、他のXユーザーからは「花見だな、って分かる名歌」「最後がハッピーターンなのが良い」「声に出して詠んでしまった」「ハッピーターンは春の季語だな」など、称賛と驚きの入り混じった声が多数寄せられていた。

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お花見のつまみを買ってレシート短歌が詠めました。 pic.twitter.com/lYk4JedikL
スミマサノリ (@sumimachine) April 5, 2024
じつはこちらのスミ氏、芸能活動の傍らで「レシートポエマー」としても活動しており、その界隈ではあまりにも有名な人物。

過去にも「購入商品名で川柳を作成しつつ、575円のお釣りをもらったレシート」や「イタリアンな商品のみを購入して短歌を詠んだレシート」など、常人離れした発想が元となった「斜め上すぎる名歌」を多数発表しているのだ。
今回発表したレシート短歌の詳細について、スミ氏は「友人とのお花見に向かう際、立ち寄ったお店のおつまみコーナーで商品を選んでいるときに思いつきました」「お花見の楽しい感じが伝わるラインナップで五七五七七を構成しました。『春を感じる』といったコメントを頂き、嬉しいです」と、笑顔で振り返っている。
『枕草子』によると「春はあけぼの」というのが通説だが、近い将来「春はハッピーターン」として認識される日が来るかもしれない。

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秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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