旅館の予約は「去年より10~15%ほど多い」週末はコロナ5類移行後初の“春の高山祭” あふれる外国人観光客

4月14日と15日の2日間、岐阜県高山市の中心部で行われる「春の高山祭」。絢爛豪華な12台の祭屋台が披露されます。コロナが「5類」に移行してから初となり、賑わいが予想されます。
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(大野和之記者)「岐阜県高山市に来ています。きょうも多くの外国人観光客の方で賑わっていますが、欧米の方々も目立ちますね」10日の高山市中心部。
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(イタリアからの観光客)「とても好き」「日本の古い町並みはとても独特」
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(イギリスからの観光客)「町並みと神社がとても美しい」
4月14日と15日には、春の高山祭が行われます。
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2023年の「春の高山祭」
コロナの位置づけが「5類」に移行されてから、初めて開催される春の高山祭。市内の老舗旅館「本陣平野屋 花兆庵(かちょうあん)」に予約状況をうかがうと…
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「5月末くらいまで予約がかなり多い。特に海外のお客さまから多くご予約いただいている」祭当日の14日と15日の宿泊予約は、10日の時点でほぼ100パーセント。また4月全体でみると、宿泊客の9割以上が外国人観光客だということです。
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(本陣平野屋 花兆庵 予約販売部長 細谷和生さん)「(予約数は)去年より10~15パーセントほど多くなっている」ただ宿泊費用は上がっていて、去年と比べて1万4千円ほどアップ。物価高や人件費の高騰、さらにサービス向上のためのホテル内の改装費用なども影響し、値上げせざるをえないとのこと。(本陣平野屋 花兆庵 予約販売部長 細谷和生さん)「お客さまの満足を落とさないということを第一に考えて、部屋の満足度を向上させるとともに、単価のアップにつなげた」
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(本陣平野屋 花兆庵 有巣栄里子女将)「気楽にコーヒーを飲んでもらえるように、使い方のシンプルなコーヒーマシンを入れました」これまでに、イタリアからの観光客から「エスプレッソが飲みたい」との要望が相次ぎ、24の客室すべてと厨房などにコーヒーメーカーを備えたということです。(大野和之記者)「おいしい。豆のコクがすごくて、香りも芳醇です」
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一方、こちらはホテルアソシア高山リゾート…スタッフの中には。(安川明伸さん)「私は“眼鏡屋さん”をやってまして…」
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千葉県で眼鏡店を営む安川明伸さん(47)は、住み込みでホテルなどのお手伝いをしながら現地での旅を楽しむ、「おてつたび」と呼ばれるマッチングサービスに登録。今回まとまった休みがとれたので、3月29日から4月22日までの「おてつたび」です。
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基本的に「おてつたび」のルールは、無料のホームステイや寮での寝泊りですが、このホテルの場合、客室が用意され、ホテル内の温泉も利用できます。
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(安川明伸さん)「正直、自宅より広い部屋で、ベッドも2台あったりして、とても快適に過ごしている。朝の勤務が終わった後に、早い時間にお風呂に行くと、1人で悠々と北アルプスの山並みを見ながら、『こんなぜいたくをして良いのか』と。そんな時間を過ごしている」
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10日の安川さんの仕事は、午前7時からフロアで接客です。(安川明伸さん)「おかげさまで毎日楽しく仕事をさせていただいている」仕事は1日で約8時間です。(安川明伸さん)「(きょうは)10時半くらいに終わるので、そこから着替えて高山市内に繰り出して、古い町並みや朝市などを見る時間は十分あります」食事は外で地元の食事を楽しんだり、ホテルの社員食堂を利用したり。
10日は、安川さんを含め5人が「おてつたび」でこのホテル内で働いていました。(ホテルアソシア高山リゾート 足立政樹支配人)「すごく助かってます。今では“おてつたび”がないと回らないくらい、貴重な戦力として頑張っていただいている」高山市全体で見ると、ことしに入って9日までで49人が「おてつたび」を楽しんでいるとのことです。

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