「元電車運転士からのお願い」
そのような書き出しでX(Twitter)に投稿された内容が反響を呼び、6万件を超える『いいね』を集めています。
過去に、電車の運転士として勤めていた経験がある投稿者(@tetsudo_yameru)さんは、電車をホームへ入線させる時、親子連れの人たちから手を振られることが多かったといいます。
その姿に喜びを感じるものの、入線時はブレーキ操作に集中し、安全第一で業務を遂行する必要があるため、手を振り返すのは難しいのだとか。
とはいえ、手を振ってもらえることは仕事の活力になるそうで、手を振り返すための案として、こうつづりました。
停車中に手を振っていただければ、全力で振り返します!
運転士の活力になります。
ご理解いただけると幸いです。
確かに停車中であれば、運転士も余裕をもって手を振り返せそうですね!
なお、投稿者さんは、子供たちに手を振り返さないのは、決して意図的ではなく、業務上の都合で泣く泣く振り返していないということを伝えたかったといいます。
電車の運転士は、幼少期の子供が憧れを抱くことの多い職業。だからこそ運転士たちは、人一倍子供たちの熱い視線を感じながら、日々の業務に励んでいるのかもしれません。
投稿を見た人からは、多数のコメントが寄せられました。
・優しいお願い。平和だ。もっと広まれ~!
・自分も運転手です。手は振れないけれど、笑顔で一礼したり、短い警笛で応えたりするようにしています。
・優しい対応、いつもありがとうございます。子育ての力になります。
さまざまな声が上がる中、子育てに励む人たちからは「子育ての力になります」との声も届いていました。
多くの運転士が、電車に憧れをもつ子供たちの期待に応えようと励む姿勢は、子供だけでなく、その親の目にもしっかり映っているのでしょう。
[文・構成/grape編集部]