樹齢400年の“大島桜”が満開に 害虫や病気に弱い一本桜が地元住民に大切に育てられまた春を迎えた

樹齢400年、三重県志摩市の「大島桜」が見ごろを迎えています。
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樹齢400年と言われている志摩市磯部町恵利原(えりはら)地区の「大島桜」。高さ13メートル、幹回りは3メートル余り、枝の幅は約20メートルあります。日本神話の「天の岩戸」と伝わる、名水の湧く洞窟から約1キロの山あいにある一本桜です。(恵利原区長 谷崎充さん)「葉っぱと花が同時に咲いて、葉っぱの中に白い桜が溶け込んでいる桜です」「大島桜」は、伊豆大島などに自生している桜で、旧街道沿いのこの桜は、江戸時代初期に、伊勢神宮への参詣者によって、持ち込まれたといわれています。
CBC
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ことしは、平年並みの3月22日に開花。今、まさに満開を迎え、多くの人が訪れています。(兵庫県から訪れた人)「天の岩戸を目指して来たら、すごくすてきな桜があったのでついつい寄っちゃいまして」「きれいです」(地元の代女性)「毎年、これのために日にちを決めて来ています。きょうも最高ですね」大島桜は害虫や病気に弱く、この桜は地元の人たちによって1年を通して大切に育てられています。(谷崎区長)「私たちは春が来ると桜は自然に咲くものだと思っていますけれども、桜が開花するのには常に健康状態を見守り、世話をしていくことが大切」地元住民の愛情を受けて、ことしも多くの花を咲かせた恵利原地区の大島桜。今週いっぱいが見ごろだということです。
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