炊飯器調理に思わぬ落とし穴! 企業の注意喚起に「うかつでした…」

多くの家庭にある炊飯器。ご飯を炊くだけでなく、簡単・手軽に調理ができる、炊飯器調理も人気です。しかし、便利な炊飯器調理でも『やらないほうがよいこと』があります。安全に炊飯器調理をするために注意点を知っておきましょう。
タイガー魔法瓶株式会社(以下、タイガー)の公式サイトで開発担当者が解説している情報によると、炊飯器調理をする時には注意するべき点がいくつかあるそうです。
炊飯器には普通の炊飯器と圧力炊飯器がありますが、最初に両方を含めた炊飯器調理全体の注意点を見てみましょう。
・炊飯器調理をするときは、必ず「調理」または「煮込み」メニューがある炊飯器を使う
・最大量や最小量を守って入れる
・ルーや片栗粉でとろみをつける場合は、まずは具材のみで調理した後、ルーや片栗粉を入れて追加加熱(※)する
・牛乳などのふきこぼれやすい材料は、加熱が終了してから加え、5分以内の追加加熱(※)で温める
・練り物は加熱するとふくれるため、入れる量を加減する
・殻付きのエビや貝などのかたいもの入れない
・調味料を入れる際は内なべの底にたまらないように、よくかきまぜてから調理する
・煮汁やだし汁で煮込む場合は、煮汁やだし汁を冷ましてから調理する
・金属製のお玉などかたいものは内なべを傷めるため使用しない
※追加加熱:調理メニューでの加熱終了後にのみ設定できる機能です。
タイガー ーより引用
「こんなに注意点が多いの!?」と驚くかもしれませんが、安全に炊飯器調理をするためには必要な知識です。知らないまま調理すると、調理中に内容物が吹きこぼれてしまう恐れがあります。
次に炊飯器の種類別に見てみましょう。
・ポリ袋のような小分け袋に具材や調味料を入れて加熱すること
・クッキングシート・アルミ箔・ラップなどを使った調理
・大量の油を使った調理方法
この3つは、蒸気口を塞ぎ、炊飯器から内容物が噴き出してしまう恐れがあるそうです。火傷や怪我をする可能性があるとのことで、「絶対に行わないように」と強く止められています。それほど危険ということですね。
・とろみが出る調理(ジャム、ルー、片栗粉など)
・泡が急激に出る調理(重曹など)
・調圧孔を塞ぎやすい葉物野菜を使った調理
・練り物・豆類・麺類など調理過程で分量が増える食材を使った調理
・目詰まりしやすい小粒の雑穀を使った調理(アマランサスなど)
圧力炊飯器の場合、このような調理をすると、やはり内容物が噴き出してしまう恐れがあるのだそう。こちらも避けておきたい調理ですね。
炊飯器調理は注意点がありますが、守った上で適切に使えば手軽に時短しながらおいしい料理ができる方法です。開発者直伝のアドバイスに注意しながら、取扱説明書をしっかり確認し、炊飯器調理を使いこなしていきましょう。
[文・構成/grape編集部]

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